07/02/03 17:02:08 9aWk21RK
>>827
死ねキモ男
駅から歩いて家に向かう。
駅から家まで歩きで大体15分かかる。
辺りは真っ暗。ところどころ、寂しげに街灯がともっているだけ。
寒さに震えながら、足早に自宅を目指す。
コートのポケットの中で防犯ブザーをギュっと握る。
私の足音だけが辺りに響く。
ようやく私の住んでいるマンションが見えてきた。
ふと家(マンションの2階、隅っこの部屋)の窓を見ると
明かりがともっている。
来てたんだ。
ホッと心が息を付く。
駆け上がるように階段を登り、部屋のドアを勢いよく開ける。
「ただいま!」
部屋から聞こえるTVの音、流れ込む暖かな空気。
「おかえり。お邪魔してたよ」
「部屋に来る時はメールしてって言ったのに」
「驚かせようと思って」
彼は笑って私を抱きしめる。
「冷たい…外、寒かったんだね」
「うん。すごく寒かった…」
「今日も一日お疲れ様」
ほっぺたに一瞬、彼の唇が当たる。
「ごはん、作っておいたよ」
「ホントに?」
「簡単なパスタだけどね。おなかすいてる?」
「ぺこぺこ!」
「だと思った。一緒に食べよう」
「うん!」
そんな幸せな日常を妄想しながらセブンイレブンで買った
完熟トマトのスープパスタを一人ですすります。