07/01/22 21:53:29 LqZMVqhh
続き
「・・・ありがとうございます」謙くんの顔が少し赤くなっていた。
「さっ、あけてみて。似合うと思うんだ~。」
私が選んだマフラーは濃い青。どことなく、謙くんのイメージカラーは青な気がしたからだ。
マフラーを取り出した謙くんはさっそく首に巻いてくれた。
「似合いますか?」
私が選んだマフラーを巻いてくれてる・・・胸が熱くなった。態度に出さないように、
「うん、すごく似合ってるよ。でもここは部屋の中よ、あついでしょ?笑」
謙くんは少し笑ってマフラーをほどいた、そして改めて「ありがとうございます」
私は、謙くんが家に来る前から、聞こうと思っていたことを口に出した。
「謙くんはさ・・・えっとー・・・彼女とかいるの?」
「え?」謙くんは顔が赤い。
「あっ、深く考えないで。笑 いるのかなー、って気になったの、
クリスマスでしょ、今日。だから彼女と過ごさないのかなー、なんて・・・あはは」
あたふたと誤魔化してしまった。せっかく今勇気だしたじゃない、私・・・
「いないですよ」
「え?」
「俺・・・彼女いないですよ」