07/02/12 03:05:28
ある人間が車を運転していた時の話。
走行中、前を走る黒塗りクラウンが急停止し、車間を詰め過ぎて
いた彼も慌てて急ブレーキを掛けたが、止まりきれずコツンと
ぶつかってしまった。
彼は少し車をバックさせて、すぐ車を降りた。相手車の後部は、
殆どダメージを受けていない様だった。
彼は、とにかく相手に愛想良くして、示談で済ます事を考えた。
ところが、降りてきた相手ドライバーは完全にその筋の人。
相手は、鋭い目付きで彼を一瞥した後、無言でクラウン後部を
しげしげと眺め、彼に左手を広げて突きつけ、言った。
「これだけ出せや」
彼は萎縮しつつ答えた。
「よ、四万五千円ですか?」
以下略