ロリショタバトルロワイアル6at SUBCAL
ロリショタバトルロワイアル6 - 暇つぶし2ch650:世の中捨てたものじゃないから ◆3k3x1UI5IA
07/03/03 23:59:46 QUCGACJB

哀れなほどに弱々しいトマが、眩しいほどに前向きな態度で、滑稽なほどに希望的な観測を語る。
ヒーローごっこでもしているつもりなのだろうか?
社会の裏側の汚い現実を散々見てきたトリエラには、それは到底受け入れられない思考法。
けれど、何故だろう。
何故、こんなにも羨ましく思えてしまうんだろう。

「……私には無理ね。とてもじゃないけど、そんな風に楽観的にはなれないな。
 現実的な思考から、離れられない」
「トリエラさん……」
「課題は2つよ。この『首輪』からどうやって逃れるのか。この『島』からどうやって逃げ出すのか。
 この双方の課題について、具体的かつ説得力ある方法論が用意できること。
 これが、私があなたたちに協力する際の、必要条件よ。
 そのどちらも満たされない今―私は、あなたと行くことはできない」

それは、最低限譲ることのできないライン。彼女が彼女でいられるギリギリの線。
「みんなで考えればきっと上手くいく」、というレベルでは、まだ自分の全てを賭けるわけにはいかない。
トリエラは立ち上がる。
これ以上会話を続けたらまた心が揺らいでしまいそうで、だからここで腰を上げる。

「今は殺さない。きっとその気になれば簡単に殺せるだろうけど、今は殺さない。これは、『取引』よ」
「……『取引』」
「次に会う時までに、もうちょっと具体的な方法を詰めておいて。私を説得できるだけの材料を用意して。
 それが、今ここであなたを生かしておくことの条件。あなたに求める、私からの『宿題』」

それは、「取引」と呼ぶにはあまりにも曖昧過ぎる約束。
軽くトマの額を拳銃で小突くと、トリエラは微かな微笑みと共にクルリと踵を返して。
もう話すことはない、とばかりに、振り返りもせずに歩き出す。トマは叫ぶ。

「と、トリエラさん! また―きっとまた、会えますよね?」
「ええ。互いに誰かに殺されなければ、きっとね―」

背を向けたまま、彼女はヒラヒラと手を振って―やがて、その姿は木々の間に消えた。

        *        *        *

651:世の中捨てたものじゃないから ◆3k3x1UI5IA
07/03/04 00:00:33 QUCGACJB

……森の中を歩きながら、トリエラは何度目になるかも知れない溜息をつく。
思い返せば、トマを殺せるチャンスは幾度もあった。
2人の間で交わした「取引」は、あくまで自分の踏ん切りをつけるため。
五共和国派のテロリストも、全て殺していたわけではない。小物相手に「取引」を交わすことも珍しくない。
そして「取引」をもちかけた上で、結局最後には殺してしまうようなケースも、無いわけではなかった。
けれど、殺せなかった。
何度も何度も、襲い掛かるタイミングを外されてしまった。

 (奴らは既に殺す機会を逸した。あの子は大丈夫さ)
 (でも彼らの気が変わったら、向こうの事情が変わったらどうするんです)

彼女の脳裏に、モンタルチーノで交わした会話が蘇る。
ああ、なるほど。これが「殺す機会を逸する」、ということか。
やっぱりヒルシャーさんの判断は正しかった。あの場は無理に強行突入すべきではなかった。
一度「殺し損ね」てしまえば、よほど外部要因が変化しない限り、なかなか思い切れないものなのだ。

「ヒルシャー、さん……」

会いたい。担当官の、『兄弟(フラテッロ)』のヒルシャーにもう一度会いたい。
会って、今からでもあの時の判断ミスを、重ねて改めて謝りたい。そのためにも……

「私は、『生き残る』。最後まで、『生き残る』」

胸に誓ったのは、「敵を倒す」、ではない。
「生き残る」。消極的かもしれないが、ともかく、「生き残る」。
好戦的で、積極的に「優勝」を目指すような奴を殺すことには躊躇いはない。こっちから不意を打ってもいい。
でも、殺し合いをするつもりのない奴は、放置しよう。彼らのやりたいようにやらせてみよう。
その結果、最後に自分1人が残ったなら、それはそれでもいい。
その結果、どこかの誰かがこの『ゲーム』をひっくり返す方法を見つければ、それはそれでいい。
どっちにしても、まずは生き残ること。誰かに殺されないこと。
ここまで考えて、トリエラは自嘲気味に笑う。

「幸運に救われたね、トマ。……いや、もしかしたら、救われたのは私の方かも」

もう少しで、彼女が大嫌いな『身勝手な大人』と同じレベルに堕するところだった。
いや、今の自分の姿も、十分に身勝手だろうか?
彼女は森の中を歩く。行くアテなどないが、とにかく今は、トマから離れたくて歩く。
そうでもしないと、また彼の所に戻りたくなってしまうかもしれないから。

あの、ちょっと間抜けで、頼りなくて、でもとても優しい少年のような人間が、他にもこの島に居るのなら―
世の中、まだまだ捨てたものじゃない、のかもしれない。

652:世の中捨てたものじゃないから ◆3k3x1UI5IA
07/03/04 00:01:24 QUCGACJB

        *        *        *

「……行っちゃった」

行き先も告げずに立ち去った彼女を見送って、トマは呆然と呟く。
思い出すのは、小振りながらも柔かな感触。ドサクサ紛れにしっかり掴んでしまった、胸の弾力―
ではなく、あの、どこか寂しげな色のある、彼女の瞳。

「『取引』、か……。僕の方には、まだまだ返しきれない恩が残ってるんですけど。真面目な人ですね」

これ以上無いタイミングで『毒消し』を差し出し、命を救ってくれた恩。
それは、自分の人生を変えてくれた勇者ニケに対する恩にも勝るとも劣らないものだ。
いやむしろ、非常識な迷惑をかけられることが無いだけ、ニケよりよほど素晴らしい恩人かもしれない。
最後までトリエラが抱いていた殺意に気付かなかった彼は、呑気に考える。

「トリエラさんとの『約束』を果たすためにも……まずは、情報が必要ですね。
 それと道具。道具を作るのに必要な材料と、工具の類。
 作業に専念するためにも、工房、あるいはそれの代わりになる拠点も欲しいところです」

毒が消え、落ち着きを取り戻したことで、トマの思考は普段の回転を取り戻す。
彼は魔技師だ。道具を作り、道具を使いこなすのが彼の本分。
トリエラのために作ったナイフホルダーなど、片手間の遊びのようなものだ。
あんなものは彼の技術の一端でしかない。魔技師の能力は、もっと凄く、奥が深い。
まだまだ年若い彼だが、アラハビカでは自分の店を持っていたほどなのだ。
ここまで考えて、トマはポンと手を打つ。

「……そうだ、それだ! この島でも、お店を開けばいいんだ!
 トリエラさんみたいに情報や持ち物を『取引』したい人は、きっと他にもいるはず!
 下手に動き回るより、一箇所で動かず情報を集めた方が、勇者さんたちとも合流しやすいですし……。
 そうやって情報と物を集めている間に、あの『宿題』の答えも見つかるかもしれません!」

それは、トマならではの発想。そしてトマには、それを実現するだけの力がある。
彼はナイフホルダー製作のために地面に広げていた『ハズレセット』を拾い集め、荷物をまとめる。
確かにコレは、そのまま使おうと思ったらハズレでしかない。
でも、トマが何かを作ろうとする時には、これは立派な素材となる。

「まずは、店を開くための場所探しですね。どこかに人が良く通りがかる建物があればいいんですけど」

世の中、まんざら捨てたものじゃない。
そのことを無条件に確信する魔技師の少年は、自分にできることをやるために、茂みの中から歩き出した。


653:世の中捨てたものじゃないから ◆3k3x1UI5IA
07/03/04 00:02:08 BBX7D8H9

【F-5/森の北側(魔法の闇の中)/1日目/午前】
【明石薫@絶対可憐チルドレン】
[状態]:軽い昏倒。夢を見ている。右足打撲。機嫌最悪。
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、バレッタ人形@ヴァンパイアセイヴァー
[思考]:むにゃむにゃ
第一行動方針:とりあえず、あの女(ベルカナ)は絶対殺す
第二行動方針:葵や紫穂と合流する
第三行動方針:葵や紫穂には負けたくない
最終行動方針:ジェダをぶっ飛ばす
[備考]:F-5の北西部の森に魔法の闇「ダークネス」の効果が残っています。
[備考]:
 トリエラが薫の近くを通り過ぎたのは、「午前」枠の中でも比較的早い時間帯です。
 このステータス欄も、その際のものです。


【F-4/道路上(城に続く橋のすぐ近く)/1日目/午前】
【アルルゥ@うたわれるもの】
[状態]:かなりの精神疲労、思いきりはさみの効果持続中(そろそろ切れる)
[装備]:タマヒポ(サモナイト石・獣)@サモンナイト3、ワイヴァーン(サモナイト石・獣)@サモンナイト3
[道具]:基本支給品、クロウカード三枚(スイート「甘」、バブル「泡」、ダッシュ「駆」)
[思考]:…………おう
第一行動方針:城へ飛んでいった三人を追撃する。
第二行動方針:周りの敵を全員倒し、家に帰る。(ただし今は第一行動方針を最優先に)
参戦時期:ナ・トゥンク攻略直後
[備考]:
 アルルゥは獣属性の召喚術に限りAランクまで使用できます。
 ゲームに乗らなくてもみんなで協力すれば脱出可能だと信じました。
 ただし、思いきりはさみの効果により30分程の間は方針を変えません。


【F-4/森の中/1日目/午前】
【トマ@魔方陣グルグル】
[状態]:アズュール使用による若干の疲労、体力消耗。頬に赤い平手打ちの跡
[装備]:麻酔銃(残弾6)@サモンナイト3、アズュール@灼眼のシャナ
[道具]:基本支給品、ハズレセット(割り箸鉄砲、アビシオン人形、便座カバーなど)
[思考]:そうだ、お店をやろう!
第一行動方針:他の参加者と情報と物の交換を進める。必要ならその場で道具の作成も行う。
第二行動方針:店を開くのに適した場所を探す。できればどこかの建物に腰を据えたい。
第三行動方針:情報と物を集め、『首輪の解除』『島からの脱出』の方法を考える。
第四行動方針:できれば『首輪』の現物を手に入れたいんだけど……無理かな?
第五行動方針:できれば、トリエラと再び会いたい。それまでは死ぬわけには行かない。
基本行動方針:ニケたちとの合流。及び、全員が脱出できる方法を探す。
[備考]:
 ハズレセットのうち、豆腐セット、もずくセット、トイレの消臭剤、根性はちまきを使用しました。
 割り箸鉄砲の輪ゴムは、まだ残りがあります。


654:世の中捨てたものじゃないから ◆3k3x1UI5IA
07/03/04 00:03:07 QUCGACJB

【F-4/森の中/1日目/午前】
【トリエラ@GUNSLINGER GIRL】
[状態]:健康。
[装備]:拳銃(SIG P230)@GUNSLINGER GIRL、ベンズナイフ(中期型)@HUNTER×HUNTER、
    トマ手作りのナイフホルダー(不恰好だが実用性は十分)
[道具]:基本支給品、回復アイテムセット@FF4(乙女のキッス×1、金の針×1、うちでの小槌×1、
     十字架×1、ダイエットフード×1、目薬×1、山彦草×1)
[思考]:さて、これからどうしようかな……。
第一行動方針:好戦的な参加者は返り討ちにする。こちらから襲ってもいい。ただし無理はしない。
第ニ行動方針:脱出や対主催を考えるグループには、そこに具体的な策が無い限り参加しない。
         ただし邪魔もしない。要するに、基本的には放置。
第三行動方針:トマとその仲間たちに微かな期待。トマとの再会までは死の危険をできるだけ避ける。
基本行動方針:最後まで生き延びる(当面、消極的に優勝を目指す? 脱出の策があれば乗る?)
[備考]:
 トリエラに支給されていた『ステータス異常回復アイテムセット@FF4』の中で、
 『毒消し』×1はトマの毒の治療に使用されました。


アイテム解説

【ステータス異常回復アイテムセット@FF4】
 乙女のキッス(蛙回復)×1、金の針(石化回復)×1、うちでの小槌(小人回復)×1、
 十字架(呪い回復)×1、ダイエットフード(豚回復)×1、毒消し(毒回復)×1、
 目薬(暗闇回復)×1、山彦草(沈黙回復)×1
以上8つのアイテム(全て@FF4)が入った消耗品のセット。
体力・魔力を回復させる薬や、戦闘不能から回復させる『フェニックスの尾』は入っていない。
FF4以外の世界のアイテムや魔法による状態異常にも対応できると思われるが、
それぞれ1個ずつしか無かったり、麻痺毒を治せるものが無かったりと微妙に不親切。


655: ◆3k3x1UI5IA
07/03/04 00:03:38 QUCGACJB
以上。

前のトリエラが「朝」でなく「午前」だったことのフォローとして、荷物チェックに時間かけたことにしました。
基本的に頭のいい子なので、地図や名簿を覚えてしまうのもあまり無理はないと思います。
ただ、完全記憶のような特殊能力は無いので、100%思い出せるとは限りません。普通に頭がいいだけです。
遠過ぎて反応しなかっただけで、フランドールの攻撃の光も見えていたことにしました。

また、何故かベンズナイフが「装備」欄でなく「道具」欄にあったので、鞘は無いと判断しました。
その結果が、こんなお話に。
トマ特製のナイフホルダーは、結構頑丈、と作中で書きましたが、なんなら壊されても構いません。

656:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 00:10:29 Eu0eZuwb
おぉ、いろんな要素の拾い方がうまい作品でした。乙!
トリエラは知らないけどこいつも微ツンデレ要素がw
てか、トマのくせにおいしい思いをするなと(ry

657:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 00:10:46 tB6ifu0J
……まさか、トマが生き残るとは……しかも、なんか割と格好いいぞ……?
なんか、読んでて意外な展開の連発で、何を言っていいのやら……

ええと、まずはとにかくGJ。回復アイテムがちょっとご都合主義かな?と思ったけどまあ許容範囲だと思う
というか、流れに引き込まれて気にもならなかったというのが本音だったりw
しっかしまあ、よくこれだけのSSを書けるもんだ……お見事。

658:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 00:11:06 XC2vMfri
投下乙!
ハズレセットの使い方がハンパなくうめえええええええ!
魔技師の本領発揮だなトマ、最初に豆腐食ってるシーンはみっともなかったがw
しかし、便座カバーを握り締めるトマがどうしようもなくマヌケだw そんなもんで人を殺せるかい!

トリエラもかわいいところがあるじゃないか、トマ、ちょっとその位置変わ……いや、やっぱいいわ

659:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 00:12:27 +ZyvXp7G
これは(・∀・)イイ!
そこらのラノベより素晴らしいSSだとおもたよ。
感動しました。

660:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 00:14:40 5M5rrJZH
>>655乙。
異能の力にびびったり、女の子らしい反応をするトリエラに萌え。
結構各能力や状況が活かされていたと思いました。

>>625都合よく、水溜りとか、水道とか、蛇口とかがあれば問題ないのでは?

661:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 00:29:11 jvL7um4M
俺は鳥昼派なんだがね
まさかこんなところで昼にデレるトリエラを見れるなんてね

つまるところトリエラは最高ということだよ!

662: ◆3k3x1UI5IA
07/03/04 00:38:58 BBX7D8H9
すいません。早速差し替えで1行だけ修正します。
>>643
(誤)
その眼前に突きつけられたのは、銃口ではなく小さな小瓶。

 ↓

(正)
その眼前に突きつけられたのは、銃口ではなく小さな巾着袋。

要するに『毒消し』の外見の認識を間違ってました。
情報提供してくださった方、改めて感謝します。

663:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 05:41:20 dGl1OaSD
トマが……トマが生き残った……!
血と絆と妄執の便座カバーを手にした時はほんとに誰か仕留めるのかと思ったw
トマの行動方針は独特で面白いな。
トリエラも落ち着いた感じで面白い。。
殺人は消極的になったけど、マーダーも予想外に多いから丁度良いか。
実に原作的思考だし。ていうかうまい。
GJでした。

664: ◆JI0DYaB8oI
07/03/04 08:06:12 qFez4Lm+
トマが生き残ったー!
あの状況から生き残るとはついてるなぁ。
しかもさすが魔技師。モノの使い方が上手い!
しかし店ってw 原作でもやってようなw

>>627 >>629
レス㌧クス。
助かる方向で行きます。

665:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 09:28:18 oupPKrYN
名繋ぎいてこそのリレーだよな
一話でトマ殺をし、破棄になった誰かさんに見習ってもらいたいところだ

666:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 09:32:37 +ZyvXp7G
アレは完全にギャグで通すつもりゼロの作品だから引き合いに出してやるのはどちらの作者にも失礼に思うんだぜ?

667:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 09:32:38 XKcs7yNQ
わざわざ叩く誰かさんよりはいいと思うよ

668:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 10:15:45 OOUrjUFF
しかしトマのくせに胸タッチなぞ(ry

669: ◆JI0DYaB8oI
07/03/04 12:10:06 qFez4Lm+
藤木投下ー
短いです

670:嘲笑 ◆JI0DYaB8oI
07/03/04 12:10:59 qFez4Lm+

―燃える!燃える!熱い熱い!熱い!何でいきなり火が!熱い熱い!消さないと!
   女の子の持ってた剣が!熱い!剣が燃えて!熱い!

「……!? ぬ、沼だっ!」

* * *

沼の中を必死に転がり回ったおかげで、藤木の身体を覆う火はわりとすぐに消えた。
身体は泥だらけになってしまったが、あのまま燃え続けるよりはマシだった。
しかし。
「うぅ……熱い!身体が熱くて痛い…!」
背中側はランドセルに守られたためか、ほとんど燃えていなかった。
一方で前側は、脚からお腹にかけて火傷を負っている。
それほど酷くはないが、範囲が広いため、通常ならば病院での治療が望ましいほどの傷。
それでも、この程度で済んだのは奇跡と言えよう。
すぐに沼に飛び込んだのが良かったのであろう。
「あ…服が……」
だが、沼を転がった時に服が破れてしまったのか、ほとんど裸同然だ。
さらに悪いことに、服が燃えて身体に張り付いていたのが無理に剥がされたためか、大きく皮が剥がれて傷になっている。

火傷そのものは酷くなくても、傷が大きいためとても痛い。
おまけに泥だらけなため、すぐに洗わないとばい菌が入る恐れもある。
「熱い熱い痛い痛い!」
藤木は急いでランドセルを開けると、中からペットボトルを取り出して、水を火傷の部分にかけた。
「うぎゃーーーー!」
傷口に流水を勢い良くかけた為に酷く痛んだが、「火傷は冷やす」ということが頭にあったため、我慢して水をかけ続けた。
だが、この殺し合いにおいて個人に支給された水の量はとても豊富とは言えない。
「はぁ、はぁ……あ、もう水がない…どうしよう」
支給された分はすぐに残り少なくなってしまい、おまけに周囲に水道は見当たらず、藤木は焦る。
水の確保もできないのに、ここで全ての水を使い果たすわけにはいかないからだ。

「そうだ。あ、あの女の子の水は…」
と、さっき殺した少女(確か、「ちよ」と呼ばれていた)の方を見るが、彼女はランドセルを背負っていなかった。
(そう言えば、この子たちを追いかける途中でランドセルが捨てられていたのを見た気がするな。
 あれはちよって子が捨てたものだったのか)
と藤木は思いだす。
そして、拾っておけばよかったな、とどこか冷静に思う。
「いや、今はそんなことを考えてる場合じゃないな…ど、どうしよう…」
手持ちの水は残り少なく、近くに水道もない。
あとは街まで戻って水を探すしかなかった。
幸い、まだ街からはそう離れていない。
火傷と傷で痛む身体でも、すぐに戻ることができるはず。
あの逃げた子供を始末する必要はあったが、それよりも今は水だ。

671:嘲笑 ◆JI0DYaB8oI
07/03/04 12:11:54 qFez4Lm+

「そうだ、水……水……水が飲みたい…」
藤木はいつの間にか喉の渇きを感じていた。
仕方なく、わずかに残っていたペットボトルの水を飲み干すが、まだ足りない。
喉の渇きを癒すためにも、藤木は焼け焦げたルーンの杖を支えによろよろと街へ向かって歩み始める。
その時、倒れ伏すちよの死体が握り締めている短剣がチラリと目の端に入り、持って行こうかと死体に近寄ったが…。
結局は持って行くことはしなかった。
自分をこんな酷い目に合わせた武器など見たくもない、というのも理由の一つではあったが、なによりも嫌だったのは、
倒れていたちよの顔が目に付いたこと。
その表情を見た藤木は、慌ててちよに背を向けると、逃げるように足を速めて街へと向かって行く。

あとには、藤木の姿を嘲笑うかのように笑みを浮かべたちよの死体だけが残されていた。




【D-8/草原/1日目/午前】
【藤木茂@ちびまる子ちゃん】
[状態]:お腹や脚に火傷(命に関わるほどではない)、脛に切り傷、腹部に大きな傷(焼け付いた服を剥がしたため)
     泥だらけ(多少洗い流されている)、服はボロボロ
[装備]:焼け焦げたルーンの杖@ファイナルファンタジー4  拾った石×10
[道具]:基本支給品、青酸カリ@名探偵コナン、的の書かれた紙(10枚)@パタリロ!
[思考]:水……
第一行動方針:とにかく水道を探して水をかぶる
第二行動方針:喉の渇きも癒す。できれば火傷を治したい
第三行動方針:よつばを始末したい
第四行動方針:強そうな人を探して頼る。倒せそうな相手は隙を見て殺す
最終行動方針:自分だけでも助かりたい

672: ◆JI0DYaB8oI
07/03/04 12:14:29 qFez4Lm+
終了
火が消えて移動するだけの話です。
やけど、この程度でも問題ないですかね。

673:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 13:08:57 SQTEjRpF
投下乙!
藤木の行動や思考が一般人らしくてGJ。


……しかし、MAP作者氏の解説で
D-8あたりの沼は「毒の沼(@DQ)」だった気がするんだが……大丈夫か藤木

674:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 13:23:31 5M5rrJZH
>>672乙。
ヘタレ化しているけど一般人マーダーとして頑張れ藤木。

>>673
ある程度MAP構成は書き手の裁量に任せられるから、ただの沼だった、じゃ駄目ですか?
MAP製作者も決定とは言っていなかったと思うし。

675:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 13:29:21 4td7jCut
作者さん 乙



676:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 13:31:50 nwpbj0On
ただの沼で良いんじゃないの?
藤木の前によつばが泥だらけになって走破してるんだし

677:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 13:54:17 VjKumRQN
マップ製作者です。
毒沼地のイメージではありましたが、あくまで制作時のイメージですね。
説明の時も製作者としてはと書きましたし。もっとはっきり書いた方が良かったですね。
あまり無茶でなければ作中の描写優先で良いと思います。
というか一部施設はそれで決定してます(G5~H5に跨るシェルターなど)。

沼で検索してみると、現時点ではインデックスが地図を見て毒沼だと思った程度ですから、
実は単なる沼だった、としても矛盾は生じないとおもいます。

678: ◆CFbj666Xrw
07/03/04 14:18:34 4Nk1Mt8R
うーん、嫌われたものだ。
というかあれNGじゃなくて自主撤回ですけどね。そこは拘っておく。
ああいった類の話はNGでは防げませんし。
トリエラのフランドール殺害話だって、矛盾が無ければ十分通っていたはず。

とにかく試験投下の話で指針も掴めたから、この話以降はぼちぼち抑え目で行くとします。
真紅、レックス、梨々、さくら、永沢を予約。
次は本投下に行きますが、通常の1作品として判断欲しいです。
必要なら修正、ルールにも反するようならNGという意味で。

679:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 14:28:08 mUpyO80Y
竹石圭佑・20歳
中華人民共和国安徽省出身
おそらく現在は愛知県名古屋市に生息中
統合失調症と精神遅滞を患っており週に3~4度精神科に通っている…らしい
窃盗(主に万引き、下着泥棒等)、強姦を繰り返しに繰り返すが前述の通り精神疾患の為、ことごとく無罪に…
もはや名古屋市を代表する汚物で非常に有名

680: ◆CFbj666Xrw
07/03/04 14:52:03 4Nk1Mt8R
読み返すとなんか余計な書き方になっちゃったな。
どうしてレスの方はこうなんだか、自分。
気にしないで欲しい。

681:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 15:06:49 5M5rrJZH
【予約まとめ】
3/02(金)の予約(~3/05(月)まで)
◆o.lVkW7N.A :葵、レミリア、ベルカナ、イエロー

3/03(土)の予約(~3/06(水)まで)
◆NaLUIfYx.g :ニア・弥彦・キルア・太一

3/04(日)の予約(~3/07(木)まで)
◆CFbj666Xrw :真紅、レックス、梨々、さくら、永沢

一作しか書かれていない参加者

【しんべヱ@落第忍者乱太郎】(H-3/道路) ※暴走中!!
【ベルフラウ@サモンナイト3】(H-6/廃墟側川岸)
【鈴木みか@せんせいのお時間】(H-6/廃墟側川岸)
【リディア@FF4】(D-2南部/森林)


682: ◆IEYD9V7.46
07/03/04 17:23:15 Eu0eZuwb
インデックスに地図に毒沼があると思わせた者です。地図にある紫の沼を見ただけでこれは毒沼だ、というふうに
決定するつもりはないので、マップ氏の言うようにインデックスとアラストールが地図を見て毒沼だと勘違いした
ということでお願いします。

683:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 18:35:43 eMMjJDIc
アーケード衰退の根本的な問題点ってなに?
スレリンク(arc板)l50
ゲーセン衰退の根本的な問題点ってなんだろな?
スレリンク(gecen板)l50


684: ◆o.lVkW7N.A
07/03/04 21:40:47 D7afoHz+
予約していたイエローたちを投下します。

685:籠の中の鳥達 ◆o.lVkW7N.A
07/03/04 21:43:02 D7afoHz+
意識が、暗褐色の闇の中から引き戻される。
まだまだ寝足りぬとでも言うように手招きする泥のような眠気を振り払って、葵はどんよりと瞳を開けた。
身体が、鉛で塗り固められたかのようにずっしりと重い。
「ん……、皆本はん、もうちょっと寝かせて……」
まだ寝ぼけ半分な頭でそう不平を呟きながら、毛布を肩までたくし上げようとして、気付く。
そこがいつものふかふかした布団ではなく、冷たく堅固な石造りの床であることに。
背中を襲うじんわりとした痛みに眉を顰めながら身体を起こし、ぱちぱちと瞬きをする。
次第にはっきりと色を成していく視界と共に、葵は現在の状況を思い出す。

殺し合いをしろと命令した、ジェダという名の不気味な男。
初めて至近距離で目の当たりにした、血臭と硝煙の入り混じった命の途切れる瞬間。
突然自分を襲ってきた、頭のおかしい金髪の少女。

そして―。

葵は思い出したくなかったその事実に気が付き、ぞくりと背筋を振るわせた。
冷たい汗の流れる首筋に手をやると、平時よりも少しばかり脈拍が速まっている。
固唾を呑んで恐る恐る、自身の左足―、否、左足がある筈の箇所に目をやる。
「……っ!!」
目にした瞬間、即座に瞳を逸らした。
見てしまったことを後悔するが、既に遅い。
一度網膜に焼きついた映像は消えることなく、きっちりと克明に葵の海馬へと刻み込まれる。
膝から上がすっぱりと無くなった左足は、妙に気分を粟立たせ、寒々しくさせるものだった。
どうして、そこにあるべきものが無いというだけで、こんなにも気色悪く感じるのだろう。
爆破によって落とされた断面は、ひどく不恰好に、ぎざぎざとささくれ立って千切れていた。
ぐちゃぐちゃに混じり合った血とリンパ液とでコーティングされ、てらてらと下品に光る潰れた柘榴のような赤い肉。
こねかけのハンバーグのようなその切断面が、ぬらぬらとこちらに表面を見せ付けている。
その肉と、焼け焦げた皮膚との間にちらと姿を見せる、黄色いぷつぷつとした脂肪の薄い層。
中央から砕け割れた先端を刺々しく突き出す、少し灰色がかった大腿骨。
ぱっくり開いた禍々しい傷口から溢れ出るぶよんぶよんした毒々しい色味の肉塊。
それが自分の身体の一部だなどと、葵は信じたくなかった。


686:籠の中の鳥達 ◆o.lVkW7N.A
07/03/04 21:43:54 D7afoHz+

「ウチの、ウチの足が……」

そのあまりの気味の悪さに、葵は泣きたくなった。
チルドレンの任務として災害時の救助活動を多くこなしている葵は、重症患者の傷口など見慣れている。
内臓破裂、複雑骨折、全身打撲、広範囲火傷、貫通銃創、刺傷、裂傷、四肢欠損。
けれど、そんな経験は今、何の役にも立たなかった。
目にしているのが自分の傷口だというだけで、こんなにも冷静さが失われる。
こんなにも悲痛で、空虚で、やり切れない、底の無い沼のような絶望に駆られる。

葵はすんすんと鼻を鳴らし、一滴の涙を頬に伝わせた。
しかし、悠長に泣いている暇すら、彼女には存在しなかった。
唐突に感じた背後の人気にただならぬ禍々しさを感じ取り、鼓動がどくんと強く鳴る。
怯える想いを胸の奥底へと押し込めて、首の動きだけでゆっくりと後ろを振り向いた。

「あら、目が覚めたのね?」

青い髪の少女が、極上の笑みを葵に向けて嬉しそうに告げた。
まるで『おはよう』の挨拶でもするかのように、朗らかなその声音が、けれど葵には何より恐ろしい。
笑いながら自分を襲ってきた先ほどの少女を、彼女の微笑は嫌でも思い起こした。
また、あんな目にあうのは嫌や。左足がなくなって、今度は右足? それとも全身?

「……あ、ひ、嫌っ、嫌やぁっ!!」

絶対的な攻撃の中に飲み込まれる恐怖。両足を失う恐怖。そして何より、死の恐怖。
それらを想像し、胸の奥がみしみしと音を上げて凍り付いた。
一斉に全身の血の気が引き、マイナスまで下がりきったかと不安になるほど、体温が急降下する。
冷たくなった青白い指先を握り締め、恐慌にカタカタと肩口を震わせながら葵は考える。
本人の言葉を信じるならば、この少女は、先ほど葵に攻撃を仕掛けてきた相手の姉なのだ。
どんなに穏やかそうに見えても、いや、穏やかそうに見えるからこそむしろ、妹同様に問答無用で襲って来る可能性は高い。
勿論、気を失っていた自分を殺さなかったからには、単純な殺戮者ではないかもしれない。
けれどあのとき、金色の髪をした少女は確かに言ったのだ。

687:籠の中の鳥達 ◆o.lVkW7N.A
07/03/04 21:44:39 D7afoHz+

―『一緒に遊んでくれる?』と。

もし、目の前の彼女が妹と似た思考回路を持っているとしたら。
もし、目の前の彼女が妹と似た攻撃方法を有しているとしたら。
もし、目の前の彼女が妹と似た加虐嗜好を秘めているとしたら。

きっと、気絶した相手は殺さない。
そんなつまらないことはしない。そんな勿体無いことはしない。
絶対に、目が覚めたのを見計らって遊び相手にしたがるはずだ。
あの、ふざけた『弾幕ごっこ』とやらの。

「……ちょっと貴方、返事くらいしなさいな」

そう話しかける声を無視し、葵は無我夢中で鼻先にしゃがみ込んだ少女の前から転移した。
息が切れるのもかまわず、幾度となくテレポートを繰り返して城内を上へ上へと向かって移動していく。
しかし、そのスピードはにわかには信じられないほどに遅い。
世界最速の記録を持つ葵は、100パーセントの実力を発揮できれば、毎秒1キロ以上のペースで飛行することすら可能なのだ。
その速度に慣れている彼女にとって、今のそれは、さながらミミズがのたうっている程度のものに感じられた。
唇の端を前歯で噛んで苛立ちを抑えながら、次々とテレポートを重ねる。
陽光のろくに差し込まない地階の一室から、埃っぽいワインセラーへ。
舞踏会でも開けそうな一階の大広間に、一度に数十人は食事を取れそうな食堂室。
更に、真上にある二階の寝室、私室、書斎、書庫。
高速で空間を跳び続け、順に各部屋を移動する葵に、取り立てて目標の地点は存在しなかった。
地下室の少女からは少しでも離れたかったが、片足を失った現状で城外へ逃げるのは不安が残る。
城中で安全そうな場所に身を隠し、相手が追ってきたらテレポーテーションで戸外へと逃れるのが最適だろう。

とはいえ葵は、決して冷静な思考の元にテレポートをしていたわけではない。
とにかくどこでもいいから身を潜められる場所を探して、あちらこちらへ跳躍していただけだった。
だから彼女は、この城内に存在する他者の気配になど気付く余裕はなく、結果――。


688:籠の中の鳥達 ◆o.lVkW7N.A
07/03/04 21:45:30 D7afoHz+

「……誰か、おる!?」

転移して初めて、その部屋に人がいるのを知ったのだった。

葵がテレポートした一室は、これまで見た中でも特にがらんとした質素な内装の部屋だった。
一枚板の大きなテーブルと整理戸棚のほかは何も無く、ベッドすら置かれていない。
そんな簡素な室内で、少女が一人、丸まるようにして眠りについていた。
すーすーと安らかな寝息の中、時折息苦しそうに眉をしかめる長い栗色の髪の少女。
シーツの一枚も掛けずに寝入っている彼女を目の当たりにした葵はひどく驚き、すぐさま己の迂闊さを呪った。
いつもなら、周囲の状況は紫穂がサイコメトリーで確認してくれるのだが、今ここに彼女はいない。
自分で気をつけなければいけなかったのに、なんと間が抜けていたことか。
しかし幸い、対する少女は眠りが深いのか、葵の気配にも起き出す様子は無い。
急いで別の場所にテレポートし直そうとした葵は、しかしふとあるものに興味を奪われる。
それは、彼女のお尻の下にある陶製の大振りな瓶だった。
転移したとき、偶然真下にあったその瓶の縁に、葵はちょこんと腰掛けていたのだ。
ひんやりとした陶器の感触。その中から匂う独特の香りに、葵は鼻をひくつかせる。

「……何やろ、この臭い」

蓋の隙間から立ち上る生臭い臭気。それは、普段ならば気に留めることなく通り過ぎてしまうほど微かなレベルの匂いだ。
しかし、自身の左足という最悪の代償を支払った葵にとって、それは決して忘れられないものだった。
よくよく嗅ぎ慣れたその悪臭が何なのか、葵は中を見ずとも容易に推測できた。

―それは、血の香り。
汚くて臭くて気持ち悪くて吐き気を催す、そんな血の香り。

確認などしたく無かった。けれど、それが誰のものなのか、葵は確認しなければならなかった。
薫と紫穂に何も起きていないことを自分の目で確かめるには、他に手段は無い。
目をぎゅっと瞑り、テレポーテーションで中に入っていたものを床の上へと転送させる。
瞬間、現れたバスケットボール大の球形は、葵の視線の先をころころと転がった。
うっすらと埃の積もった毛足の長い絨毯の上で勢いを失ったそれは、葵の心臓を鷲掴むのに十分足りるものだった。
色を失い、蝋人形のように表皮を青白くしたそれは、全体を血で覆われた少年の頭部だった。
鋭利な刃物で切断されたのだろうか、すっぱりと切り落とされた断面から覗く筋肉の赤茶色が目に痛い。
既に何者も映さない落ち窪んだ眼窩から、光を失った双眸が恨みがましくこちらを射抜く。
その瞳が親友達のもので無いことに、葵は一瞬安堵する。
しかし、それはあくまでその一瞬のことでしかなかった。
怨めしそうな視線の刃で葵を真直ぐに捕らえる、眼前の生首。
ころんころんと転がって、葵の足元でその動きを止めた、眼前の生首。
未だ切口からじくじくと鮮血を滲ませ、最前まで生きていたことを予測させる、眼前の生首。


689:籠の中の鳥達 ◆o.lVkW7N.A
07/03/04 21:46:20 D7afoHz+

その呪い殺されそうな視線が自身のそれと交叉し、耐え切れず葵はくぐもった叫びを上げる。

「――ひ、ぁぁぁあああああっ!!」

喉から漏れた叫声と共に、彼女の頭上に降り注いだのは、大小様々な石礫の雨だった。
床を、壁を、扉を叩く小石の山は、葵の耳を掠め、生首の額を容赦なく打ち割り、部屋一面を埋め尽くす。
バラバラと激しい音を立てて降る石にも構わず、葵は恐怖に震える自分自身の身体を抱きすくめた。
両腕を薄い胸元に回し、すーはーとゆっくり深呼吸。
それでも恐慌はやむことなく、むしろじわじわと葵の心を侵し蝕んでいく。
それはさながら、食虫植物の放つ粘液のようだ。
ゆるゆると葵の精神を絡めとり、絶望という名の狂気に彼女の思考を向かわせる。

「何でやの!? 何で皆、本当に殺したりすんねや……」

嗚咽まじりの呟きが、ばら撒く小石の質量を倍増させる。
虚空から突然出現し、大粒の雨垂れのように落下する幾筋もの石塊は、葵の意思ですら簡単に制止できるものではなかった。
高レベルのテレポーターが、感情の爆発によって力を抑制しきれなくなった場合、稀に現出する『石降り現象』。
周囲の事物を無茶苦茶に転移させ、己の手元に引き寄せてしまうこの現象は、一度始まれば容易には終えられない。
度重なる恐怖、左下肢を失った悲しみ、そして再び見せ付けられた無残な屍の衝撃。
まだ幼い葵にとって、それらのもたらす動揺は強烈に過ぎた。
彼女の精神は、時を置かず次々に襲われた数々のショックによって、もはや限界だったのだ。

「皆、馬鹿や。あの金髪と青髪の外人はんも、こいつも、みぃんな大馬鹿者や!!」

     *     *     *


690:籠の中の鳥達 ◆o.lVkW7N.A
07/03/04 21:47:21 D7afoHz+
勢いの強い雨水が窓を打つようなパラパラという音に、ベルカナは眠い目を擦った。
身体は、未だ重かった。
腕にはめていた時計へ反射的に目をやれば、先ほど眠りについてから一時間と経過していない。
固い床の上での睡眠は負担も大きく、体力も精神力も殆ど回復などしていなかった。
横になっていた身体を起こし、隣で眠っているイエローに目をやる。
小さく膝を折り、汚れたシーツを頭まで被ったイエローは、布切れが丸まっているだけのように見える。
しかし、小柄な身体の全身をシーツですっぽりと覆っているのは、単に暖かいからというだけではないだろう。
その薄い殻に篭ることで、悲しみと辛さを少しでも紛らわそうとしているのか。
それとも逆に、絶対に忘れないようにと、夢の中でも『彼』のことを脳裏に刻み込んでいるのか。
寝息すら立てない静かなイエローの身体に哀れむような視線を送って、ベルカナはそっと身体を起こす。
耳障りな音の正体を確かめるため、鉄格子つきの窓から外の天気を覗こうと立ち上がりかける。

「お早う姉ちゃん、……ウチのせいで起こしてしもた?」
「えっ?」

あまりに突然掛けられた声にベルカナは戸惑い、落としていた目線を前方へと向ける。
思わず、鼓動が唸りを上げた。
あまりにも予想外、計算外。突然の事態に、迅速には状況が把握できない。
目と鼻の先に直立する見知らぬ少女。
暗い瞳でベルカナを一心に捉える彼女は、それほどベルカナにとって驚異的な存在だった。
床の上に置いたままだった戦弓を咄嗟に掴み、構えると、対する少女が薄笑いを浮かべた。
その笑みに単なる自意識過剰を超えた優越感が含まれているのを感じて、ベルカナは困惑する。
少女の表情には、確かに怯えが多分に宿されている。
しかし一方で、胸を狙って番えられた矢に対しては、一切の恐れを抱いていない。
それは、ベルカナにとって理解不能な反応。
けれど何より推測していなかったのは、そもそもこの室内に第三者が居るという、大前提。

「どうして、ですの……? どうやってこの部屋に……」
「ん? もしかしてあのドア、鍵かかってたん?」

無意識的に放ったベルカナの言葉に反応し、少女は驚いたように問い返す。
もっとも、ベルカナはその問に答えない。
今の言動が、余裕ゆえの冗談なのかブラフなのか、それとも他に何か意味があるのか、彼女には分からない。
相手のペースに乗せられ、余計な事を口に出す必要は無い。
しかしベルカナのその沈黙は、相手にとって意味を成すものではなかった。

691:籠の中の鳥達 ◆o.lVkW7N.A
07/03/04 21:48:17 D7afoHz+

「教えてくれへんなら、別にええわ」

少女はそう口にして、ベルカナの目の前から煙のように掻き消える。
瞬間、我が目を疑った彼女が瞬きをする間もないうちに、しかし相手は再びベルカナの視線の先へと姿を現した。
出現先は、十メートル近く離れた背後の扉。
巨石で造られた分厚く堅牢なその扉をコンコンと後手でノックし、納得したように呟く。

「あ、本当やな。押しても引いても全然開かんわ」
「なっ……、テレポート、ですの!?」

目の当たりにした事態に驚きを隠せず、ベルカナは思わず声を荒げる。
その言葉に気を良くしたのか、少女の口元には再び薄い笑みが宿る。

「へぇ? 姉ちゃん、ウチの能力のこと知ってるんや」

揶揄するようなその口調。しかし、対峙するベルカナにとっては、その口ぶりすら焦燥を煽る材料だ。
相手が今使用してみせた『テレポート』は、かなりの精神力を消費する、それなりのレベルの魔法の筈だ。
ベルカナであっても、そう何度も乱発は出来ない。
しかし、対する彼女といったらどうだ。
その発動の素早さ、目標地までの的確さは無論、あれだけ短い距離に惜しげもなくテレポートを使うだけの圧倒的な余裕。
よほど精神力に自信があるのか、それとも何か、他にからくりがあるのか。
眼前の少女に視線は固定させたまま、ベルカナは冷静に黙考する。
彼女は明らかに、この馬鹿げた遊戯に乗った側の人間だろう。
一部の隙も無く張り詰めさせた空気、泥と爆薬、血で汚れた服装。どこからどう見ても、それは明白だ。

と、そこまで考えてはじめて、ベルカナは彼女の衣服に見覚えがあることに気付いた。
突然の襲撃による混乱で今まで思い出せなかったが、あの水色の上着と短いスカートは確か―。

「その服、あの子と同じ、ですわね……」

     *     *     *


692:籠の中の鳥達 ◆o.lVkW7N.A
07/03/04 21:49:23 D7afoHz+
栗色の髪の少女が漏らした言葉に、葵は眉をぴくんとあげて反応する。
今自分が身に着けているこの衣装は、バベルがチルドレン専用に仕立てた特製の制服だ。
葵のほかにこれを着ているのは、この島ではただ二人だけ。
なのにどうして、彼女がこの服を知っている?

「――あんた、薫か紫穂にまで何かしたん?」

先刻までとは全く違う怒りの炎が、葵の全身を包む。
恐怖に侵され、半分混乱状態にあった先ほどとは異を為す純粋な憤怒。
それが葵の血管を通って、体の隅々、頭の天辺から足の爪先まで、余すところ無く行き渡る。
二人にもし何かあったらと思うだけで、激しい怒りが後から後から湧いてくる。
けれど、彼女にとってそれは必然だ。

葵は、テレポーターという能力の特性上、三人の中でも特にサポート役に回ることが多い。
豪快で強烈な攻撃が得意な割りに、ムラっ気が強く、しょっちゅう暴走する薫。
直接的な戦闘の手立てが存在しない分、純粋な戦いの場では弱者になってしまう紫穂。
そんな二人を常に後ろから援護し、庇護し、補助し、支え、励まし、手助けするのが葵の役割だった。
所詮、派手な能力を持った二人の引き立て役―、そう思って自分が嫌になったこともある。
けれど葵は、心の奥底では既に、ちゃんと分かっていた。
自分のレーゾンデートル。生きる意味。
自分と、自分の能力とが存在する理由、故、その答え。

―それは、薫と紫穂を護ること。

たった三人だけのチームの、その三角形の頂点が一つとして欠けることが無いように、生涯二人を守り続けること。
それが、葵と、葵のテレポーテーションの存在する唯一の理由だった。
それは葵にとって、任務でも日常でも、そしてこの冗談みたいな島でも同じこと。
二人が全力を出せるようバックアップすることが、二人を脅かす存在を限りなくゼロにすることが、自分の使命。
だから、薫と紫穂に害を為すような相手は――。

「それやったら、ウチがぶち殺したってもええよなぁ?」

激しい言葉と共に、葵は壁際の整理戸棚を目にも留まらぬ速度で移動させる。
無骨な木造の戸棚が転移した先は、相手の頭上数センチ。
重力によって下方へと落下する戸棚が、彼女の全身を押し潰し、溢れる悲鳴さえも飲み込む。
同時に、戸棚の中に詰まっていた皿やグラスが雨霰となって降り注ぎ、鋭利に割れた先端を柔らかな肩口に突き立てた。
圧し掛かる圧倒的な質量と、総身を刺し貫くような鋭い痛み。
傷口から吹き出た真っ赤な血液が、少女の服越しにじゅくじゅくと滲む。
それを満足そうに眺め、葵はヒュンと彼女の喉元へ転移する。
床に散乱したガラス片から、特に大きな一つを拾い上げ、動けぬ相手の首筋にピタりと突きつけた。

     *     *     *


693:籠の中の鳥達 ◆o.lVkW7N.A
07/03/04 21:49:58 D7afoHz+
夢の中でイエローは、青く澄んだ綺麗な湖の湖畔に居た。
見覚えは無い、けれどどこか懐かしさを感じさせる、のどかな風景。
そんな場所でどうしてか、レッドと丈が二人してお弁当を広げながら、のんびりごろごろしているのだ。
ピカやフッシー、それにアザラシみたいな変なポケモンが二人の周りをぴょこぴょこ飛び回っている。
湖の中ではギャラやニョロが気持ち良さそうに泳いで、高く波飛沫を上げている。
シートを敷いて、手作りのおにぎりを皆で食べて、お花を摘んだり、木の実を拾ってみたり。
そんな暢気な、楽しい楽しいピクニック。
イエローとベルカナは、そんな二人を遠まきに眺め、うらやましくて仕方なくなる。

ボクだって、一緒にピクニックしたい。
ラっちゃんやピーすけ、ドドすけ達。みんな集めて、一緒に遊びたいよ!

そう思ってイエロー達は、全速力で二人の元へと駆ける。
けれどおかしい。どれだけ走っても、イエロー一人だけ、一向にレッド達の元へ辿りつけない。
一緒に走り出したベルカナは、もう二人と一緒にお弁当を食べてるっていうのに。
イエローは悔しくて、さっきよりずっと速く両足を動かす。
息が苦しい、胸が張り裂ける、喉が引きつく。辛くて辛くて、寂しくて寂しくて仕方ない。
足がふらつく。腿の筋肉が悲鳴を上げて、今にも地面に倒れ込みそう。

「レッドさん!! 丈さんっ!! ベルカナさーん!」

叫ぶ。声が枯れそうなほど、喉が焼け付きそうなほどに大きな声で、三人に向かって名を呼ぶ。
けれど誰も、イエローの叫びには応えない。
否、そもそも気付いてくれない。
イエローがいくら絶叫しても、自分の姿は彼らに映らず、自分の声は彼らに聞こえない。
皆、楽しそうに笑っているのに、イエローだけは一人ぼっちのまま。

「レッドさーんっ!! 丈さぁーん!! ベルカナさんーっ!! ねえ、返事してよ! してってば!」

ついに脚が限界を訴え、イエローはその場に崩れ落ちる。
孤独と絶望に飲み込まれ、ぽたぽたと涙が滴り落ちる。
視界の先の三人は、それでも尚、にこにこ笑顔でおにぎりなんかぱくついていて。

「……置いてかないでよ。ボクだけ置いてかないでよ!!」

     *     *     *

694:籠の中の鳥達 ◆o.lVkW7N.A
07/03/04 21:50:44 D7afoHz+
バラバラと鳴る雨音のようなリズムと、直後に聞こえた誰かの話す声。
シーツに包まったイエローがそれらに気付き目を覚ましたのは、ベルカナに遅れること僅か一分足らずのことだった。
しかしその一分足らずの間に、自体は後戻りできないところまで進んでしまっていた。
欠けた歯車同士が偶然噛みあい、回ってしまうこともある。
葵とベルカナ、それぞれの誤解もまた、そういった類のものだった。

耳の側で鳴り響いた激しい轟音と振動に気付き、もぞもぞとシーツから僅かに顔を出す。
まだ眠た気な頭で周囲に目をやった彼女は、あまりに信じられない光景に声を呑んだ。
恐怖に、足ががくがくと震えた。
けれど、何度瞬きをしても眼前の光景は消えず、それが事実だとイエローに教え込む。

存在する筈の無い少女。
彼女が手にする、尖ったグラスの破片。
戸棚に押し潰され、身動きの取れないらしいベルカナ。
その体から流出する、大量の血液。

―そう、イエローが漸く目を覚ましたとき、既にそこは戦場に変わっていた。
絶対安心な揺り篭は今や、四方を断たれた鳥篭だ。
逃げ場の無いその檻の中、囀る二羽を子猫は狙う―。

695:籠の中の鳥達 ◆o.lVkW7N.A
07/03/04 21:51:30 D7afoHz+
【F-3/城の一室/1日目/午前】
【イエロー・デ・トキワグローブ@ポケットモンスターSPECIAL】
[状態]:擦り傷多少、破ったシーツを身体に巻きつけた、深い悲しみ 
[装備]:シルフェのフード@ベルセルク、魔剣ダイレク@ヴァンパイアセイヴァー
[道具]:スケッチブック、基本支給品
[思考]:ベルカナさんが危ない!
第一行動方針:何とかしてベルカナを助け、二人でこの場から逃げる。
第二行動方針:レッド達と合流し、このゲームを破る方法を考える
第三行動方針:丈の友人と合流し伝言を伝え、協力を仰ぐ
第四行動方針:できれば、服を取りに戻りたい
基本行動方針:ゲームには絶対乗らない
参戦時期:2章終了時点(四天王との最終決戦後。まだレッドに自分の正体を明かしていない)
[備考]:ダイレクのソードエレメンタルは魔力を必要とするため使用不可

【ベルカナ=ライザナーザ@新ソードワールドリプレイ集NEXT】
[状態]:戸棚の下敷き(骨折等の可能性大)、ガラス片による裂傷多数、精神力ギリギリ(最下級魔法1個でも使えば即気絶)
[装備]:返響器@ヴァンパイアセイヴァー、おみやげのコイン@MOTHER2
[道具]:基本支給品、木の枝、黙陣の戦弓(矢:10本)@サモンナイト3、首輪@城戸丈
[思考]:睡眠中
第一行動方針:何とかして葵を倒すか、逃げる。(無理ならイエローだけでも逃す)
第二行動方針:丈からの依頼を果たせるよう努力はする(無理はしない)
第三行動方針:仲間集め(イエローと丈の友人の捜索。ただし簡単には信用はしない)
第四行動方針:丈の首輪を調べる。または調べる事の出来る人間を探す。
基本行動方針:ジェダを倒してミッションクリア
参戦時期:原作7巻終了後
[備考]:制限に加え魔法発動体が無い為、攻撃魔法の威力は激減しています。
部屋の鉄扉に施錠魔法が掛かっている為、外からは解呪か扉を破壊するかしないと開きません。


696:籠の中の鳥達 ◆o.lVkW7N.A
07/03/04 21:52:56 D7afoHz+
【野上葵@絶対可憐チルドレン】
[状態]:左足損失
[装備]:無し
[道具]:支給品一式、懐中時計型航時機『カシオペア』@魔法先生ネギま!、飛翔の蝙也の翼@るろうに剣心
[思考]:二人に何かしたんなら、ウチがぎったんぎたんにしたるわ!
第一行動方針:薫か紫穂の情報を聞きだした後、ベルカナを殺す。
第二行動方針:レミリアかフランドールに出くわしたら、逃げる
基本行動方針:薫や紫穂に会いたい。

【F-3/城内地下/1日目/午前】
【レミリア・スカーレット@東方Project】
[状態]:回復して元気/葵から血を飲む時に零して服は血塗れ
[装備]:ゲイボルグ@Fate/stay night/飛翔の蝙也の爆薬(残十発)@るろうに剣心
[道具]:支給品一式、シルバースキンATの核鉄(No.52)@武装錬金
[思考]:あの子ったら、私におはようのあいさつもしてくれないなんて。
[備考]:シルバースキンATは185cmのブラボーサイズで生成されます。
第一行動方針:葵を追いかけて城内を探すか、ほっといてフランドールを捜しに行くか考え中。
第二行動方針:血塗れになった服の替えはどうしよう。
第三行動方針:暇になったら爆薬で加速の実験をして遊んでみる。
基本行動方針:フランドールを捜す。
※:F2000R(残弾23/30)@とある魔術の禁書目録は床に転がっています。
レミリアが回収した可能性については、次の書き手さんに任せます。

【石降り現象】
単行本6巻で葵が見せた現象。
空間移動能力者が、怒りや悲しみといった感情の爆発によって力を抑制しきれなくなった場合、稀に起こる。
周囲の特定物を無茶苦茶に転移させ、己の手元に引き寄せ、天井付近から雨のように降らせる。
一旦始まると、葵の精神がある程度安定するまで現象が続くため、周囲には大迷惑。
ちなみに単行本では、石ではなく大量の生きた魚を降らせていた。

697:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 21:53:30 OOUrjUFF
葵マーダー化ぁぁぁぁぁ!?
投下乙!

698: ◆o.lVkW7N.A
07/03/04 21:53:35 D7afoHz+
投下終了です。

699:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 21:57:00 cjgQ5QSn
投下乙です!

テレポーターの葵をぶつけることで魔法による施錠を無効化するというアイデアが巧いなあ。
休む間もなくピンチのベルカナとイエローはどうなるのかwktk...もといガクブル
途中に挿まれたイエローの夢(?)が切なかったです。GJ

一瞬ベルカナが逝ったかと思ったのは内緒だ。

700:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 23:00:22 cjgQ5QSn
それにしても、予約されてる分が投下されたらこのスレも容量一杯ちかくになってしまいそうだな……
早いものだ

701:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 23:11:43 60BNz2co
>>ピカやフッシー、それにアザラシみたいな変なポケモンが二人の周りをぴょこぴょこ飛び回っている。

フシギバナがぴょこぴょこ飛び回ってるの想像して吹いた

702:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 23:13:31 BBX7D8H9
の、ノーロープ棺桶デスマッチ開始!?
しかも城の中からはレミリア様、城の外からはアルルゥ接近中で……。
ベルカナイエロー、災難が終わらないぃぃぃ!
てか、丈の死体は、死んでなお災難を呼び込むのか……。

703:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 23:16:55 5M5rrJZH
>>698GJ。
だれが生き残っても後々に誤解を引きづりそうな展開が怖い。

ところで葵の能力をよく知らないんだけど。何度もテレポートを使って消耗したりはしないのだろうか?
何度も使っているのに、たいして疲れてる描写がないことだけが少し気になった。


704:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 23:23:26 Eu0eZuwb
絶チル勢は全員ろくなことしないなw
これからイエローの夢に出てくる人物がどんどん増えたらどうしよう。

ベルカナの思考が睡眠中ってなっているけど、もう目は覚めているよね?

705:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 23:25:50 XC2vMfri
投下乙!
丈の首木っ端微塵! 切断された足の描写もテラグロス
魔獣使いアルルゥも寄ってきてるし、溺れプレセアも流れ着くかもしれないし、丈の呪いは恐ろしい!

706:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/04 23:36:17 BBX7D8H9
>>703
原作では、この程度の距離と回数なら全く平気。
全く疲れない、とまでは言わないけど、この程度の移動は普通に歩くより楽なくらいの感覚。
超長距離連続跳躍(それこそ1分もかけずに島から飛び出せるぐらい)をやって、ようやく疲れが見え始めるくらい。
物体を移動させるのも、乗用車程度なら軽々と転移させている。戸棚くらい楽勝。

ロワ内制限は、これまでのSSだと、最大跳躍距離の方にキツめにかけられてるようだから……。
まあ、他の部分にかけられてないとは限らないけれど。

707:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 00:04:27 czvyqpFv
>>704
「夢(ハート・トゥ・ハーツ)」発動とか?www

708:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 00:16:36 KNPSjIfD
投下乙。
…でも、前にイエロー投下した人の時間は昼だったのだが…。
午前のままでいいのか?

709:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 00:21:02 OhTo2v+P
時間の齟齬が多いな。
内容的に「午前→昼」に修正してもたいした影響がないのは幸いか。


>>707
イエローなら実際に発動しかねんww

次に待ち受ける修羅場のなかで、イエローがどこまで甘ちゃんを貫けるのかが気になるな。
ポケモンに対しては「傷つけるのは絶対ヤダヤダー」だけど、人間(トレーナー)に対してはわりと容赦ない子だからなあ……
あの漫画のポケモンバトル自体が「トレーナー攻撃OK」だから、ポケモンを傷つけるのが嫌ならそうなるのは仕方ないっちゃ仕方ないけど

710: ◆o.lVkW7N.A
07/03/05 00:30:33 W5fqoPmT
感想、トンクス

>>708
イエローの時間帯【昼】に、今更気付きました。orz
投下作の時間帯を昼に直して、一部描写(ベルカナの回復率など)を少しだけ書き換えた修正案を、
したらばに投下してきます。



711:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 00:44:17 6RqvtLRC
>>710
迅速な修正乙です!

712:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 01:08:33 mmUs4NfC
投下GJ!

色々と危険な状態だな。ダイレクって脳波操縦みたいなもんだからイエローが
キレたら斬り掛かっちゃうだろうし。どんどん誤解されそう

713:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 02:36:20 OoooSVLk
>>703
原作では数万回テレポートを繰り返して数時間で地球一周してる

714:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 02:36:59 OoooSVLk
こりゃすごいIDだ・・・

715:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 02:37:41 tsOfbxsC
マーダーをタイプ別に分けてみた。

無差別
真紅、リルル、フランドール、ミミ、イシドロ
しんべヱ、ヘンゼル、グレーテル、レックス
白レン、藤木、永沢、プレセア、リリス、イリア

ステルス

カツオ、志穂

ご褒美目当て

ヴィーダ(はやての居場所を知るため)
メロ(主催者の情報を得るため)

マーダー予備軍?

リディア、ブルー(扇動型?)、葵

合計19名。予備軍入れれば22名かな。

蒼星石は……私の『仲間』だよね?

タバサ

調教中(性的な意味で)

白レン(する側)、イシドロ(される側)

716:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 02:47:18 NYrPd5uA
分類乙。イリアじゃなくてイリヤな。

そして最後の分類はなんだwwww

717:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 02:55:59 C+B5xJCz

ヴィーダもダじゃなくてタやね

一応レックスもご褒美目当てに入る?
最初は揺れるかもなんて言われてたけど、すっかり躊躇なしな雰囲気だが

718:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 02:59:38 tZ5OQFE1
ヴィータははやてと合流すればそこからどうなるのかは分からないけど、レックスは
タバサと自分が残ったら自殺することまで方針に入れてあるから心が揺れにくいかも。

719:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 03:07:54 C+B5xJCz
確かに再会後タバサが拒絶でもすれば揺れるかと思ってたが
そのタバサは件の発言で許容しかねない状況だからな…w

720:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 03:15:48 tZ5OQFE1
再会後にレックスが「あれは敵だよ」とか口からでまかせでも言えば
タバサは嬉々として攻撃しそうな感じがw
タバサだけなら相手が仲間になるかどうか確認するプロセスがありそうだけど、
優勝目的のレックスが一緒にいたらそれすらなくなりそう。

721:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 07:21:48 m3wuFYit
>>698
投下乙。
でもやっぱり、テレポート連発による消耗が少しはあった方がいいと思われ。
短距離なら無制限にできると思われても困る(原作ではほぼ無制限みたいだが)。
一応、ロワの制限下だから消耗が全くないってのはどうにも。
体力だか精神力だか知らないけど、消費(小)くらいで。
今までの話からの総合で消費(小)なら、大した消耗じゃないでしょ。

722:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 07:40:28 mmUs4NfC
葵は相手をテレポートさせて上空から落としたり「いしのなかにいる」で瞬殺が可能なんだよな。
今だって数mくらい横に飛ばすだけで4Fから落とせるわけだし。
人類最強の一人だってのは誇張じゃないなw

723:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 09:53:10 CF3IBkI5
制限に「他の(存命中の)参加者をテレポートさせることは出来ない」を加えた方がいいかもな

>>715
薫も「ベルカナぶっ殺す!」とか言ってるから、特定マーダー予備軍入り?

724:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 14:10:40 IaAPAzqK
>>715
無差別にアルルゥを追加
保身・消極的マーダーにトリエラとヴィクトリアも入るな

725:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 14:12:46 HGe8MIml
すいません、過去ログは見れないですか?
みみずんでも読めないところがあるので

726: ◆bmPu6a1eDk
07/03/05 14:45:18 FEIeJVSv
アルルゥ、レミリア予約します。……もう少し間を置いた方がいいかな?

727:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 17:31:19 AQ4JpoeL
>>726必然の出会い!
やっちゃえやっちゃえ。

728:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 18:03:12 1QhHXx7s
>>725
専用ブラウザダウンロード汁

729:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 18:07:53 HGe8MIml
ログ拾わないと読めないのではないですか?

730:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 18:30:45 J2er7R32
にアあきらめる
   あきらめる
   あきらめる

731:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 18:37:10 Lww5RBhx
【予約まとめ】
3/03(土)の予約(~3/06(火)まで)
◆NaLUIfYx.g :ニア・弥彦・キルア・太一

3/04(日)の予約(~3/07(水)まで)
◆CFbj666Xrw :真紅、レックス、梨々、さくら、永沢

3/05(月)の予約(~3/08(木)まで)
◆bmPu6a1eDk :アルルゥ、レミリア


~ 一作しか書かれていない参加者 ~

【しんべヱ@落第忍者乱太郎】(H-3/道路) ※暴走中!!
【ベルフラウ@サモンナイト3】(H-6/廃墟側川岸)
【鈴木みか@せんせいのお時間】(H-6/廃墟側川岸)
【リディア@FF4】(D-2南部/森林)
【一休さん@一休さん】(D-4/学校)



遭遇フラグや戦闘フラグが立っている、各地の火種まとめです。

・【B-1】死体遊びに興じるグレーテルを、ミミが仕留めようか迷っています。
・【B-2】双葉が【B-3】の廃病院(イヴ・ビュティ・ブルーが休憩中)へと向かっています。
・【B-5】山頂にてリリスVSエヴァ&ニケ。
・【B-5】山麓にて勝VSヴィータVSなのは。危険物×3も転がっています。
・【D-5】「小狼・コナン・ネギ」組と「梨花・リンク・灰原」組が、学校【D-4】を目指しています。
     時間は同じ「午前」、遭遇は十分ありそうです。
・【F-6】橋の上にレン&はやて、その下の湖にはイリヤ。
・【E-8】パタリロ組がよつばを連れて、ちよを助けに【D-8】へと急行中。
・【F-3】城内の一室で葵VSベルカナ&イエロー。
・【G-1】リルルVSネスに戦闘フラグ。
(参考地図:URLリンク(www25.atwiki.jp)

フラグの処理は書き手次第。どうなることやら……




>>725
URLリンク(kasamatusan.sakura.ne.jp)

732:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 20:46:43 rTC9rH22
ヴァンパイアの主人公はデミトリなのか。フェリシアじゃなく。

733:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 21:16:56 mmUs4NfC
>>732
作品ごとに主役がコロコロ代わる珍しいシリーズ
ヴァンパイア→ダークストーカーのデミトリ=マキシモフ(吸血鬼)
ヴァンパイアハンター→ダークハンターのドノヴァン=バイン(人と魔のハーフ)
ヴァンパイアセイヴァー→ダークセイヴァーのジェダ=ドーマ(我らのロリコン冥王)


734:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 21:22:20 rTC9rH22
ジェダってラスボスじゃないのか?

735:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 21:30:58 mmUs4NfC
>>734
ラスボス兼主人公。ストーリー上は主役だけど多数と敵対するんで
ジェダ以外のキャラを使ってプレイするとラスボスとして立ちふさがる事が多い。



736:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 22:46:44 8sc9lARU
>>735
それは異質だな。
ジェダを使うとどうなるんだろうか?
ジェダがロリコン冥王ならキュービーはショタコン冥王なのだろうか?

話を変える。
なのはの断末魔はこの台詞で
滅っせぬ者の・・・あるべきか。フハハハハ

誰かがなのはを殺した時の台詞
見よ!これが桜の若木舞い散る国よ。
我が拳はいかなる障害をも打ち砕く!しかと見よ!

之を希望する。

737:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/05 22:48:35 J2er7R32
日本語でおk

738:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/06 04:27:23 bwgo29Ps
>>737
さわっちゃいけません

739: ◆3k3x1UI5IA
07/03/06 13:39:43 6o6wYrRY
危険なところで、

乱太郎、メロ、ヘンゼル、金糸雀 以上4名予約します。

学校近くがまた大変なことになりそうな感じですが……南無。

740:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/06 16:34:37 D+C5TjxE
示し合わせたようにタワーの周囲に来ない幼女達
そんな場所に篭城し続けるニア。今では早20歳までのカウントダウン開始
遊んでくれる女の子は勿論擬人化メタちゃんだけ

なぜなら彼もまた特別な存在だからです

741:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/06 16:48:04 edCVj7fo
ニアはどっかでタワーを出さないと最後まで篭城してそう

742:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/06 16:59:19 a97YO2kn
保守
URLリンク(guri.kill.jp)


743:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/06 17:03:21 YdTDpayU
>>742
グロ注意

744:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/06 17:17:23 T+NOa9gK
>>741
6時にはリリスたちが来るから、動く可能性が少しはあるんじゃね?


最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch