06/12/31 13:14:28 E3eNHaju
法律奥です。実家寺なので、お墓と法律の話を。
お墓は法律的にいうと使用料を払って墓という目的にかぎって
使うものです。最近買った方は寺院と契約書のようなものをかわしている
かもしれませんからそれを読むとわかります。
古くからあるお墓はそういうものはありませんが、
基本的にお寺から使用権を借りている方の承諾がなければ
そのお墓に入ることはできません。逆にいえば承諾をいただければ
そのお墓に埋葬することができます。
H木とかいうおばさんが騒ぐような精神的・宗教的・伝統にこだわらなければ
実家のお墓に入るのに実家のお墓の使用権をもっている方
(お寺と契約している当事者、お墓の持ち主ということになります)に
承諾をえてください。逆にいえば親子兄弟でもその方がいやだといえば
埋葬できません。
それからあまりにも慣例と異なる遠縁のお墓などに入る場合
お寺に承諾が必要になるケースがあります。
それは慣例でそうなっている場合または契約書にうたってある場合いずれも
法律的に契約条項として有効ですが、お寺で断ることはまずありません。
また例えば実家の兄嫁と折り合いが悪いなどしてご実家の墓の使用権者
(だいたい長男が多いです)の承諾がえられなくても、
どこのお墓に入らなくてはいけないなどという法律はありませんので、
自分で自分のお墓の権利を買って、そこに一人で入ることも可能です。
ただし、多くのお寺は管理の問題で次の使用権者を決められないかたは
お墓を売ってくださらない(墓地の使用権契約を結ばない)です。
そういう方のために永代供養、一代墓地のような墓地を売り出している寺もありますので、
そういうところを利用なさるとよいです。