05/03/09 09:26:07
長文ですまん。
一段落したので書く。
親父がガンなのが発覚した。それも手遅れで、手術しても意味がなく、
状態が進みすぎてて、強い抗癌剤も使えなかった。
嫁さんが、病気発覚から全部仕切ってくれた。
宣告されて、俺も親父もお袋もボーゼンとしている中、しっかりとあれこれ
やってくれたのは嫁さんだった。
俺には「あんたは見送る時間があるだけ、幸せと思え。あんたがしっかりせんでどうする」と
何度も激を飛ばしてくれたのに、急に目の前にわいて出た「代替わり」と「親父の死」に
正直何をどうしていいか分からなかった。
嫁さんの父親は、嫁さんが生後3ヶ月の時に貰い事故で亡くなっていた。
毎日病院に来て背中さすったり、体のあちこちを揉んで世話を焼いてくれる
嫁さんを見て、病院の人に「お嬢さんですか?」と聞かれ、嫁さんも親父も
笑顔で「はい」と言っていた。
親父の意識がない時、ずっと手を握って話し掛けてたのも嫁さんだった。
俺はオロオロするだけ、お袋はただボーゼンとするだけだった。
親父がとうとう逝っちまった時、泣き崩れる母親と、再びオロオロボーゼンとしている
俺に檄を飛ばしつつ、全ての仕切りをやってくれたのも嫁さんだった。
通夜の時、線香の番をするからちょっと息を抜いておいで、という嫁さんの
言葉に甘えて外に出て、ちょっとして戻ったら嫁さんは涙をボロボロこぼしながら、
親父の棺に話し掛けていた。
でも、告別式のときに喪服をピシッと着付けてしゃんと嫁さんは立っていた。
お袋は着物の着付けすらできる状態じゃなくて、嫁さんが着付けていた。
俺とお袋はボロボロ泣くだけだったorz
告別式などが一段落して、親戚皆に「お嫁さんを大事にしなさいよ」と言われた。
仕事仲間にも同じ事を言われた。