04/10/17 01:01:15
状況を整理してみた。少し脚色したけどw
こういうことか?
--------------------------------------------------------------------
俺の勤める会社は、残業が夜11時を過ぎる時には警備室に届けを出す事になっている。
その日も仕事が立て込んでいて、気がつくと夜の11半を回っていた。
急に部屋の照明が消えた。クソ、この忙しいときに停電かよ。まぁいつも通りすぐに予備電源で復旧するか。
ところがその日に限ってなかなか復旧しないんだ。
俺はイライラしながら警備員室に内線をかけた。
「ツー・ツー・ツー…」繋がらない。
警備員室を離れ、電源の復旧作業にでも当たっているのだろうか。
その時、俺のいる場所より2つ横のブースから人影が覗いた。
「スイマセン大丈夫ですかー?」
聞き慣れない声だが警備員だろう。やれやれこの暗闇からやっと開放されるのか。
「大丈夫ですよ。もう電気点きますか?」俺は安堵しながら答えた。
「大丈夫じゃないですよ…今からそっちに行きますから…」
…コイツ変だ!俺は直感した。
非常灯の暗い緑色の光にぼんやりと照らされた室内に、そいつの影が浮かび上がる。
ズズー…コツッ、ズズー…コツッ、ズズー…コツッ
足を引きずりながらこっちに近づいてくる!
俺はその場に凍りついた。