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「わが軍の兵士たちは日本兵の捕虜や投降しようとしている者を射殺することを何とも
思っていない。彼らは日本人を動物以下のものとして取り扱い、それらの行為がほとんど
みんなから大目に見られている」。
「ジャップの病院を占領した時には、病院に生存者をひとりも残さなかった」。捕虜として
投降してきた者は即座に射殺、そのためわが同胞は投降もままならず、ジャングルの中で
飢えに苦しみ抜いて死んでいった。日本人の死体は切り刻まれた。
金歯を抜き取る者、おもしろ半分に耳や鼻を切り取り、乾燥させて本国に持ち帰る者、
大腿骨を持ち帰り、それでペンホルダーやペーパーナイフを作る者さえいたという。
「アメリカ軍は日本兵を捕虜にしようとしなかった」
「我が海兵隊は、この島の日本軍の降伏をめったに受け付けなかった。
戦闘は激しいもので、我が軍兵士の損失も甚大だった。それゆえ、み
なの欲するところは、日本兵はすべて殺害してしまって、けっして捕
虜にはせぬ、ということだった。たとえ捕虜として連行してきたとき
でも、彼らを一列に並ばせ、誰か英語を話せるものはいないかと質問
し、もし話せるものがいたら彼らだけひきぬいて、尋問のための捕虜
とした。残りのものは捕虜にもしなかった」
「日本兵の死体に金歯があると、靴で踏み付けたり、棒でつついてそ
の歯を取り出して集めて、小さい袋にため込んでいる兵士が何人もい
る。砲弾で出来た穴の中に日本兵の死体を投げ込む。その上をゴミ捨
て場にする例もある。死体処理はブルドーザーでなされ、墓標がたて
られることは、けっしてない」「ちょうどそのころ、日本軍は泰緬鉄道の
捕虜犠牲者のために、四メートルの大理石の慰霊碑を立てていた
ことを考え合わせてみよ」
「チャールズ・リンドバーグの戦時日記」より