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意味があるのか日仏防衛相会談
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BLOGOS 清谷信一 2014年07月29日 16:48
過去何度も日仏の防衛相会談やら、防衛装備を巡る話し合いがあり、声明が
発表されていますが、意味があるんでしょうかね。
本日この件に関するブリーフィングに参加してきたのですが、あまり成果ら
しい成果はなかったです。
小野寺大臣はル・ドリアン大臣にフランスのロシアに対する強襲揚陸艦、ミ
ストラルの輸出に我が国の安全保障上に鑑みて懸念を伝えたとのことです。
これに対してル・ドリアン大臣は日本の懸念に理解を示しつつも、これは民
間企業同士のビジネスだもん、別に兵装とか積んでいないもん。それに支払い
ももう済んでいるもん。だからウチラは関係ないよ、といいうものでした。
まあ、実際ミストラル1、2隻が水上戦闘艦も、潜水艦もボロボロな太平洋
艦隊に配備されたところで、大した脅威にはなりません。
そんなことよりもフランスの中国の軍事転用可能な中国への技術供与に関し
て、釘を刺すなり、中国の武器輸出に対する懸念を引き出すような話をすべき
ですが、小野寺大臣はそのような話をしなかったようです。
またDGA(国防省装備調達庁)のアタッシェの日本再配置に関する話もでなか
ったそうです。
以前も書きましたが、以前は在京フランス大使館にはDGAのアタッシェがいた
のですが、日本にいても仕方ががないから、と韓国に移されました。
日仏で今後防衛技術関連の親交を深めるのであれば,DGAアタッシェの再配置
は必要ですが、現状そんなところまで話がいっていない、そんなところです。
今回の会談やら協力は東京パリ間の局長級会談の継続とか、北アフリカでの
協力とかなど、今までとさして変わらない内容です。
また、日仏の防衛産業界の実質的な交流にも触れておられず、行政当局同士
のマスターベーションのようなものである、という印象でした。