16/03/02 10:27:17.07 CAP_USER*.net
2016.3.2 06:50更新
URLリンク(www.sankei.com)
URLリンク(www.sankei.com)
民主党の岡田克也代表が、維新の党との新党結成に前のめりな発言を繰り返している。堅物なイメージの岡田氏だが、新党結成に正式合意した後の記者会見で「野合で何で悪い」と言い放つなど、“らしからぬ”発言が目立つのだ。夏の参院選を「私の政治生活の集大成」とする岡田氏。民主党が低迷する中、自身の退路を断って新党に賭けたとの見方も出ている。
「1つのボートにみんなで乗ったわけだから、このボートを大きくし自公政権に立ち向かっていこう!」
岡田氏は1日の新党協議会の初会合でこう結束を呼びかけた。これまで岡田氏の会議でのあいさつは淡々とした内容が多かった。だが、最近は「気の利いた意気盛んな文言」(党中堅)が際立つ。
2月29日の全国幹事長会議では「参院選で民主党に投票する人は各種調査でも12~15%だ。話にならない」と民主党を切り捨てた。世論調査の反応を尋ねる記者には「数字にはコメントしない」とそっけなく答えてきた岡田氏とは思えない血気盛んなセリフだった。
1月30日の党大会後の記者会見では「今までの(政治生活)26年間の思いを全て込めて戦う」と述べ、結果次第では退陣する可能性を示唆した。
岡田氏は参院選の具体的な勝敗ラインは明言していない。ただ、「安倍晋三首相は(憲法改正の発議に必要な)3分の2を確保すれば必ず憲法を改正する」と繰り返し強調。自民党などの「改憲勢力」の議席を3分の2未満に抑えることを目標としており、3分の2以上を許した場合は進退問題に発展しかねない。
複数の政党を渡り歩いてきた岡田氏は2月26日の記者会見で「今回が最後の新党だ」と述べた。決意のアピールは、自らを背水の陣に追い込んでいることの裏返しにも映る。(松本学)