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2014/12/ 8 18:14
選挙で勝敗を決める大きな要素のひとつが無党派層の動向だ。情勢調査で「与党優勢」と伝えられる中
でも「まだ投票態度を決めていない人が多く、情勢は流動的」という但し書きがつくのも、そのためだ。
ただ、世論調査の調査項目では「日頃支持している政党がない」という人にも、あえて投票先や支持政
党を聞いている。これまでは野党が無党派層の受け皿になると考えられてきたが、今回の衆院選では、無
党派の中にも自民党に投票すると答える人が増えている。景気対策を打ち出す自民党が無党派層を着
実に取り込んでいると言え、与党の堅調ぶりを改めて裏付ける形になっている。
■無党派層で「やはり支持する政党はない」人は38.4%
共同通信が2014年11月28、29日に行った「第2回衆院トレンド調査」では、「あなたには日ごろ、支持して
いる政党がありますか」という問いに対して64.8%が「ない」と答えている。全体の3分の2近くが無党派層と
いうことになるが、この無党派層に対しても「あえて支持するとすれば、どの政党ですか」と聞いている。そ
の結果、支持が多かったのは自民党(34.0%)、民主党(10.3%)、維新の党(6.4%)、共産党(2.4%)、公明党
(1.9%)、社民党(1.8%)の順。ここでも自民党が「一人勝ち」だ。なお、「やはり支持する政党はない」と答え
た人も38.4%いた。
ここで注目すべきは、無党派層の中でも自民党を支持する人の割合が増えていることだ。
それは11月19、20日に行われた第1回調査の結果と比べれば明らかだ。第1回調査で無党派層の支持
が多かった政党は自民党(29.2%)、民主党(13.1%)、維新の党(5.0%)、共産党(4.4%)、公明党(1.4%)、社民
党(1.0%)の順。2回の調査で政党の順位は変わらないが、自民、公明、維新、社民を支持する人の割合
が増え、民主、共産を支持する人の割合が減少していることがわかる。なお、第1回調査で「やはり支持す
る政党はない」と回答した人の割合は43.0%で、時間が経つにつれて投票先を決める人が増えていること
が分かる。
■12年衆院選よりも自民に投票する無党派層が増える?
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引用元:J-CAST ニュース URLリンク(www.j-cast.com)