14/12/04 13:30:56.82 0
ソース(朝日新聞) URLリンク(www.asahi.com)
朝日新聞社が実施した衆院選序盤の情勢調査では、自民が単独で300議席を超える勢いだ。自民は無党派層をまとめ、地盤の
地方部に加え、都市部でも優勢の選挙区が多いことが、堅調さを物語っている。一方、共産は議席を増やす勢いだが、民主は
伸び悩んでおり、維新などかつての「第三極」に勢いはない。与野党の明暗を分けているのは―。
■自民、比例優勢 都市部も堅調
比例区で大きく議席を積み増す勢いの自民。その原動力は無党派層だ。
自民は政権を失った2009年衆院選で比例区で1881万票、55議席を獲得したが、政権を取り戻した前回12年衆院選でも獲得した
のは1662万票、57議席で、議席はほぼ横ばいだった。ところが今回は比例区で20議席近く増える見通しになっている。
投票態度を明らかにした人でみると、自民支持層の9割弱が比例区投票先は「自民」と答えた。無党派層でも「自民」が41%に達し、
最も多い。前回衆院選の調査では無党派層の比例区投票先は自民と維新がほぼ並んでいたが、今回は自民に集中している。その結果、
自民は大勝した05年の郵政選挙の比例区で獲得した77議席に迫る勢いだ。
小選挙区でも優位に立つ選挙区が多く、堅調な戦いぶりをしていることが自民の勢いを下支えしている。特に伝統的に地盤としてきた
北陸、中・四国、九州だけでなく、都市部の選挙区でも議席を維持する見通しになっている。
今回、朝日新聞社が情勢調査を実施した150選挙区を都市規模に応じて「都市型」50、「中間型」50、「地方型」50に分類したところ、
自民は「地方型」の大半の選挙区でリードしているだけでなく、「都市型」でも7割近くの選挙区を獲得する勢いだ。
この「都市型」の50選挙区は、政権交代が起きた09年衆院選は民主が44議席を獲得し、自公が政権に復帰した前回12年衆院選
では自民が36議席、当時の維新が7議席を獲得。そのときどきの「風」の影響を受けやすい選挙区だ。ところが今回、野党に風が吹いて
いる気配はなく、自民が前回なみの議席を維持する見通しになっている。
特に、東京、神奈川、愛知、大阪、福岡など9都府県で、今回調査対象に含まれる68選挙区をみても、自民は優位や、競り合っている
選挙区が多く、大幅に議席を減らすことはなさそうだ。この68選挙区は09年衆院選では民主が59議席を獲得したが、前回は自民48勝
と巻き返した。選挙の度に大きく振れてきた選挙区でも今回、揺り戻しは起きそうにない。
自民の勢いの象徴が、前回自民が議席を取れなかった東京15区と大阪13区だ。東京15区では前回、みんなの党(当時)の
柿沢未途氏に敗れた秋元司氏が今回はややリード。大阪13区でも自民新顔の宗清皇一氏が、前回議席を獲得した次世代の
西野弘一氏をリードしている。
また、情勢調査に合わせて実施した世論調査で、この2年間の安倍晋三首相の経済政策が成功か失敗か尋ねたところ、「失敗だ」が
34%で「成功だ」は28%だった。比例区投票先をみると、「成功だ」と答えた人の69%が自民で、「失敗だ」と回答した人も民主31%や
自民27%と分散。安倍首相の経済政策に批判的な民主や共産などが必ずしも批判票の受け皿になっていないことも、自民の議席増に
つながりそうだ。
写真=候補者の演説に耳を傾ける有権者
URLリンク(www.asahicom.jp)
図表=各党の比例区獲得議席は?
URLリンク(www.asahicom.jp)
図表=無党派層の比例区投票先は…
URLリンク(www.asahicom.jp)
図表=都市規模別に見た当選者数
URLリンク(www.asahicom.jp)
図表=この2年間の安倍首相の経済対策は…
URLリンク(www.asahicom.jp)
(>>2以降に続く)