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GDP:野党「アベノミクスの失敗」 与党打ち消し躍起
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毎日新聞【笈田直樹】 2014年11月17日 21時40分(最終更新 11月17日 22時19分)
17日発表された7~9月期の国内総生産(GDP)速報値がマイナス成長
となったことで、政府・与党内からは安倍晋三首相が衆院の解散・総選挙に踏
み切ることに懸念の声が上がっている。「アベノミクスの失敗」と攻勢を強め
る野党に対し、与党幹部らは打ち消しに躍起だ。首相は来年10月予定の消費
増税先送りで国民の信を問う考えだが、景気の低迷が与党の議席低迷につなが
る可能性もはらんでいる。
「三本の矢の政策は着実に成果を上げている。まさに青空は広がっている」
首相は17日夜、東京都内で開かれた公明党の結党50周年のパーティーで、
アベノミクスの成果をこう語った。首相は身ぶり手ぶりを交えつつ「デフレ
脱却のチャンスを手放すわけにはいかない」と語るなど、経済政策を柱に衆院
選を戦うことに意欲をにじませた。だが政府内でもGDP速報値は「想定外」
の数字で、閣僚の一人は「ウソだろって感じだった」と驚きを隠さなかった。
別の閣僚は「衆院選にとって良くはない」と選挙への影響を懸念する。景気
回復への期待感を背景に高支持率を維持してきた安倍政権にとって、景気の後
退局面に入った可能性も指摘される中での選挙は得策ではないとの見方が強い
ためだ。自民党内からは「数百億円かけて理由もなく選挙をやることに地元の
声は厳しい」(中堅議員)との声も上がっている。
野党からは17日、アベノミクス批判が相次いだ。民主党の海江田万里代表
は記者会見で「アベノミクスは国民生活にいい影響を与えていない」と語った。
こうした批判に対し、与党側は守勢に立たされている。谷垣禎一幹事長は1
7日の記者会見で「大きなトレンドで言えば良くなっているのではないか。今
が胸突き八丁でもある」と述べたが、選挙への影響については「経済の見方と
してはいろいろな議論がある」と述べるにとどめた。
一方、来年10月の消費増税を求めていた自民党内の財政再建派からは、増
税先送りはやむなしとの声が広がった。税調幹部は「意外とマイナスが大きか
った。(先送りの)論調を補強したと言えるかもしれない」と語った。