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公明党は、来月１６日投開票の沖縄知事選挙について、自民党が推薦し３選を目指す現職の仲井真知事を支援せず、「自主投票」とすることを決定しました。
「普天間移設問題で公明党県本部と見解を異にする部分があり、（仲井真氏の）推薦や支持は困難と判断したところでございます」（公明党・斉藤鉄夫選対委員長）
沖縄県知事選挙では、最大の争点であるアメリカ軍・普天間基地の名護市・辺野古沖への移設計画を推進している仲井真弘多知事が、３選を目指して自民党の推薦を受けています。
一方、公明党の沖縄県本部や地元支持者には辺野古移設への反対論が根強く、公明党本部は、国政レベルでの自公の連携を優先するか、地元の意見を尊重するかで板ばさみとなっていました。
結局、公明党本部としては、仲井真氏支援の姿勢を打ち出しても実際の投票に結びつかないと判断、「自主投票」に傾いたものです。
選挙では、辺野古移設に反対している前の那覇市長・翁長雄志氏に一定の公明支持層が流れるとみられていて、仲井真氏が敗れれば安倍政権への打撃になる可能性もあります。
知事選にはこのほか、下地幹郎元郵政民営化担当大臣や喜納昌吉元参院議員も出馬表明しています。
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