14/10/11 11:42:22.00 0
十日に発表された今年のノーベル平和賞で、受賞を逃した「憲法九条を保持している日本国民」。護憲に取り組んできた県内の人々
からは落胆の声が聞かれる一方、「ノミネートされたことで、九条への評価は高まった」と、前向きに受け止める声も多く上がった。
矢板市の元高校教師桑野厚さん(63)は、毎年受賞を予想しているノルウェーのオスロ国際平和研究所が、憲法九条を最有力と
予想したことについて「世界中から九条を評価する声が届いていると思う」と喜んだ。
「今市九条の会」理事で日光市の池田正光さん(59)は、ノーベル文学賞に何度も名前が挙がりながら受賞していない作家・
村上春樹さんを例に、「日本にも春樹ファンと同様、九条のファンがいる」と強調。
来年以降の受賞に期待するとしたが、「改憲を目指す人々が、九条が平和賞を受賞する前に改憲しようとする機運に火を付けるかも」と、
心配ものぞかせた。
那須塩原を中心に九条を守る署名に取り組んできた同市の印南(いんなみ)敏夫さん(62)は、平和賞を受賞したパキスタン出身の
教育活動家マララ・ユスフザイさん(17)について「危険な地域で闘う若い女性が選ばれたことは素晴らしい」と称賛。
「今回の予想をきっかけに憲法九条を知ってもらう機会が増えた」と収穫を語り、憲法の価値を広めていく決意を新たにしていた。
ソース(東京新聞) URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)