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地中熱(温度)活用の省エネ技術
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菅直人オフィシャルブログ「原発ゼロと平和な未来」の実現を目指して 2014-09-21
先のアイルランド訪問では、地中熱とヒートポンプの組合せによる省エネ技術
を活用した冷暖房機を開発した企業を視察。世界的に展開しつつあり、日本に
も進出している。その原理を紹介したい。
この技術は地表から10mより下の地中の温度は年間を通してほぼ一定で、地表の
年間平均温度であることを利用する省エネ技術である。井戸水の温度が一年を
通してほぼ一定であるのと同じ原理だ。水を循環させて地中の温度と同じ温度
にした水を取り出す。この水とヒートポンプと組み合わせれば、夏は外気より
水の温度が低いので少ないエネルギーで冷房が出来、冬は外気より水の温度が
高いので、少ないエネルギーで暖房ができる。パッシブエネルギーとも言われ
る技術で、省エネ効果は極めて大きい。
この技術を日本で本格的に利用しているのはスカイツリー。視察したが大きな
効果を上げている。一般住宅でも利用可能だが難点は地下10mまで掘る工事が必
要なこと。新築住宅の場合基礎工事と一緒に掘れば安く掘れるはずだが、今の
ところ採用する新築住宅が少なくて割高のようだ。
このように、無駄に消費しているエネルギーを供給するのではなく、従来より
少ないエネルギーで従来以上の効果を上げるのがこれからのエネルギー産業。
すでにドイツは経済成長は続いているが、国全体のエネルギー消費は減ってい
る。そして少なくなったエネルギーを再生可能な自然エネルギーでまかなう。
これが21世紀型のエネルギーシフトの姿だ。
今だに原発に頼ろうとするのは、20世紀型の古いビジネスモデルである事を経
済人こそが認識しなくては、世界の趨勢に取り残される。