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反対・容認両派が駆け引き=集団的自衛権、意思統一見通せず-民主
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時事通信 2014/07/05-15:34
民主党が集団的自衛権行使をめぐり、いまだ明確な方向性を打ち出せないで
いる。安倍政権が行使容認を閣議決定したのを受け、海江田万里代表ら執行部
は政権との対決色を強めようと腐心する中、党内の反対、容認両派が駆け引き
を展開。関連法案の審議が想定される秋の臨時国会までに意思統一できる見通
しは立っていない。
両派は4日夜のBS日テレの討論番組で火花を散らした。反対派の生方幸夫
衆院議員が「憲法9条があるのに、解釈を変更して集団的自衛権を認めること
はできないと全党で決めた」と強調すると、渡辺周幹事長代行は「解釈変更は
あり得る。現実の中で判断していく」と行使容認に理解を示した。
同党は3月、「行使一般を容認する解釈変更は許されない」「変更の余地は
否定しない」と併記した玉虫色の見解を策定したが、行使の是非についての判
断を避け続けている。これを生方、渡辺両氏はそれぞれ都合よく解釈し、18
0度異なる主張をぶつけ合った格好だ。
党をまとめる立場にある海江田氏は「与党の密室談合」と手続き面の批判に
的を絞ってきた。しかし、世論調査で反対意見が強いことも意識し、1日の閣
議決定後は「専守防衛を逸脱している」と中身の批判にも踏み込んだ。
党内リベラル派は「民主党は反対運動の先頭に立てていない」(菅直人元首
相)と、政権との対決姿勢を鮮明にするよう執行部を突き上げており、海江田
氏側近の一人は「何とか行使反対の方向でまとめたい」と話す。
これに対し、前原誠司元外相ら保守系議員は集団的自衛権行使を限定容認し、
発動要件を明文化した「安全保障基本法案」の国会提出を求めている。保守
系は野党再編にも積極的で、行使容認の立場の日本維新の会・橋下徹氏グルー
プとの連携も視野に入れる。このため、再編に慎重な執行部に対し「海江田降
ろし」をちらつかせながら圧力を強める構えだ。