11/08/18 13:14:29 07jSSCrw
夏だし、微妙に怪談っぽい話を一つ。
秋口の午前四時頃、俺が夜闇に紛れて博物館横にあった市営住宅のとこを
歩いていると、後ろからしゃりん……しゃりん……って錫杖のような金属音が響いてきた。
辺りはまだ真っ暗なので人の出歩く時間じゃない
振り向いたら何となくヤバそう、と思って俺はそのまま歩き続けた
音は俺の後を追いかけてくる
でも、踏み切り遮断機のライトの辺りまで来ると、その音は消えていた
振り返っても誰もいない
今から三、四年くらい前の話
当の俺がなんでそんな時刻にそんなとこを歩いていたかは聞くな