08/08/21 08:30:33 BNYhI2S.
夕張市立診療所の新築案提出へ 市が方針 老朽化で維持費かさむ(08/21 06:52)
【夕張】夕張市内唯一の有床医療機関で老朽化が進む公設民営の市立診療所(十九床)
について、同市は二十日までに、建て替え案を総務省に提出する方針を固めた。
現建物の維持より、財政再建計画変更による小規模施設新築の方がコスト面で有効と判断。
同省も建て替えを視野に検討する意向という。
診療所の建物は築三十五年で老朽化が激しい上、三階建てと大き過ぎ、昨年度の
光熱費は四千八百万円に上り、経営を圧迫している。
同市の藤倉肇市長は既に市議会や住民、市内医療関係者らとの会合で建て替えを
目指す意向を表明。道を通じ内々で総務省に伝えたところ、具体案の提出を求められた。
同市は、現建物の維持費や光熱費と建て替えた場合の建設・維持費の比較や、
新施設の規模、場所を検討し、可能な限り早く国に提出するという。藤倉市長は
「厳しい財政再建に市民が耐えるためにも、安全・安心を守る医療機関の維持を
最優先したい」と話す。
数億-十数億円が見込まれる建設費は、償還費の七割が交付税措置される
過疎対策事業債発行が有力視されるが、残り三割を財政再建下でどう捻出
(ねんしゅつ)するかが課題となりそうだ。