06/04/05 17:10:39 x7NmSISE
アイヌ語地名における、所属形単独の地名を山田秀三氏は、「北海道の地名」に複数記載しています。
山田氏は「アイヌ語地名の輪郭」の「第2部アイヌ語地名の研究のために」における「地名の中の所属形」項で、所属形について記載してます。
山田氏は、一応の解釈をしていますが、「全く自信が持てない」としています。
これに対して、榊原正文氏は、所属形の地名を複数解釈しています。
この榊原氏の説を、現時点で、検討している論文を知りません。
理由としては、榊原氏の解釈は、あまりにも独特で理解できないのか、正しいから反論がないのかも不明な状態です。
これは、アイヌ語地名の最前線にいる榊原氏の説を検討できる可能性があるのは、せいぜい2人か3人しかいないと思われるのですが、その方達が動かないからです。