07/08/16 01:09:45
帰省から帰って来た知人から聞いた、ちょいと不思議な巡り合わせのお話。
知人の親戚の老人が仏間で線香上げながら、戦時中、高松宮さまのおかげで
何百人もの学徒動員の若者たちの命が助かったんだよという話をしてくれたそうな。
そこは大きな工場があって、近隣の何十校もの学校から、何百人もの学生たちが
学徒動員の臨時工員として集められ、毎日働いていたそうな。
ある休日、その工場を高松宮さまが視察に訪れたので、休日に工場を稼動させて、
その翌日が代休になったそうな。
その代休になったまさにその日、米軍の絨毯爆撃とかんぽう射撃(漢字わからん)で
工場は火の海、壊滅してしまったそうな。もしも前日、宮様が訪れていなかったら
工場は休みにならず、何百人もの学徒動員の少年少女たちはその爆撃に巻き込まれ
とても生きてはいられなかっただろうと。休日出勤して働いていた大人の工員たちは
皆その日、爆撃に巻き込まれたり生き埋めになったりして亡くなってしまったらしい。
「不思議な巡り合わせで、わしらは皆、宮様に命を救って頂いたようなもんだ」と
その老人はしみじみ語っていたそうな。