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名神高速の多重事故:傍聴の被害者遺族や関係者「7人死亡で3年は軽い」 /滋賀
1月27日13時1分配信 毎日新聞
禁固3年―。ブラジル人男性7人が死亡した彦根市の名神高速道路での多重衝突事故(05年)で、業務上過失致死傷罪に問われた元トラック運転手、松崎雄大被告(41)に26日、大津地裁が下した判決は、弁護側の無罪主張を退けるものだった。
しかし、傍聴した被害者の遺族や関係者からは「7人も亡くなった大きな事故で、3年は軽い」という声が上がった。
弁護側は公判で、松崎被告が重症の睡眠時無呼吸症候群(SAS)で、「事故を回避する責任はなかった」と主張したが、判決は「事故前に眠気を感じており、直ちに運転を中止する義務があった」と判断した。
また、松崎被告のトラックとの衝突で、7人中5人が死亡したと認定した。
判決が読み上げられる中、亡くなった7人の名前が出てくると、犠牲者のフランコ・ジョニオル・ジョゼ・ロベルトさん(当時21歳)の父ロベルトさん(49)は時折目頭を手で押さえ、
タマシロ・マルシオ・キヨカズさん(当時32歳)の兄キヨミツさん(36)は口をへの字に結んだまま正面をじっと見つめていた。
判決が松崎被告の過労状態を認めたことについて、フランコさんの母マリアさんの友人、コダマ・ソニアさん(45)は「日本では過労死する人が多い。誰でも過労になりうるのに、
過労になる原因を考えないと、また何人もの命が同じように犠牲になるんじゃないか」と訴えていた。