06/11/23 21:29:22 g217i6a90
親戚の家が宇都宮線の間々田─小山間の沿線にあって、
幼い頃(1980年代)はよく泊まりに行った。
田んぼと山に囲まれた小さな集落で、夜は静かになる。
眠りにつこうと布団に入って電気を消す。
遠くからかすかに「コォーーーコトンコトンコトンコトンコォーーーー」という音が聞こえてくる。
あの列車はどこに向かっているのだろう。
いつかぼくも、夜行列車に乗って遠くに行きたいな。
そんなことを考えながら夢の世界へと向かっていった。
結局、東北夜行には一度も乗ったことがないまま現在まで過ごしている。
小山以北はいまだにあまり縁のないミステリーゾーンである。