07/02/03 23:33:52
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今更ながらだが、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の新型ゲーム機
「プレイステーション3(PS3)」のパワーがはじめて理解できた。PS3の生みの親、
久多良木健会長兼CEOが目指した理想像がやっとわかった気がする。なぜ今まで
分からなかったかといえば、PS3が「使う人」を選ぶからなのである。(新清士の
ゲームスクランブル)
それは、PS3購入にあわせて薄型テレビに買い換えたという知人Nさんが住む東京・
練馬のマンションを訪ねた時の体験だ。リビングには約40万円のフルハイビジョン対応
50インチ液晶テレビが置かれ、15万円はする5.1チャンネルのホームシアタースピーカー
セットが取り囲む。
試しにPS3用のレースゲーム「リッジレーサー7」をプレイしてみると、私が自宅で遊んでいた
ゲームとは別のソフトではないのか、と思うほど違うのだ(ちなみに筆者の自宅のは26インチ
液晶テレビでフルハイビジョンには非対応)。
とにかく画面への没入感が違う。ゲーム画面に自分が飲み込まれるようだ。他にも、様々な
ゲームでも試してみたが、その違いは明白だった。画面サイズの広がりに音の環境が整うと、
ゲームの体験の質まで変えてしまう。そして、これが一個人のリビングに存在していることが、
さらなる驚きだった。これは明らかにゲームセンターの業務用マシンを超えるレベルの環境を
実現している。
ブルーレイ・ディスクのすごさも、DVD版とブルーレイ・ディスク版の「イノセンス」を比べながら
見て、初めて納得できた。明らかに別物である。画面の情報量がまるで違う。DVD版で圧縮されて
潰れていた部分がクリアになり、こちらは映画館と同じレベルと言っていい。
開発や量産の遅れ、高価格に対する批判がありながらも久多良木氏がPS3で実現することを
目指していた一つの理想郷は、これだったのかと合点した。確かに一度体験してしまうと、
後には戻れないと感じる。しかし、この良さはなかなか伝わりにくい性質のものではないかとも
同時に感じた。