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<ソニー>PC用電池の自主回収…「復活」足元から揺らぐ
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
ソニーが回収を決めた電池は、すでに回収・無償交換に乗り出している米デルと
アップルコンピュータのPCに搭載されていた電池と同時期に製造された同型のも
ので、いずれも製造過程で微細な金属粉が混入していた。電池に詳しい神奈川大の
佐藤祐一工学部長は「不純物の混入は電池がショート・発火する大きな要因の一
つ。混入をゼロにするために洗浄や検査を繰り返すのが普通で、あってはならな
い」と話す。
ソニー製電池の不具合と、ノート型PCの過熱・発火事故の因果関係は、現在も
特定されていない。ソニーは「金属粉混入という電池側の問題と、充電方法などP
C本体側の問題が重なり合った複合要因によるもの」(広報センター)と説明して
いるが、米デルのフォレスト・ノロッド副社長は「他社製の電池では問題は起きて
ない。PC本体側に問題はない」と真っ向から反論する。主張は大きく食い違って
いる。
ソニーの説明では、発火事故は特定の社(デル、アップル)のPCと電池の相性
によって起きたもので、他社のPCで同様の事故が起きないはずだった。しかし、
聯想(レノボ)製PCでも事故が起きたことで、ソニーの今までの説明は説得力を
失った格好だ。
東芝は29日、同社製のノート型パソコンに搭載しているソニー製リチウムイオ
ン電池の回収・無償交換に乗り出すと発表した。ソニーが28日、全世界での自社
製電池の回収を決めたことに伴う措置。回収対象は国内外に出荷した東芝社製ノー
ト型PCに搭載していたソニー製電池83万個。国内では「ダイナブック」や「コ
スミオ」シリーズなど8機種が該当する。
富士通も2機種に搭載していたソニー製電池の回収を決めた。回収個数は非公
表。東芝、富士通とも具体的な回収計画は、ソニーと協議して今後決める。
またデルは29日、回収対象のソニー製電池が10万個増え、合計420万個に
なったと発表した。