07/08/17 22:28:58 P6d83oAH
454 名無しさん@花束いっぱい。 sage 03/06/09 06:28 ID:4WYKphXP
このゲートをくぐるのは70年ぶりになるのだろうか
順番待ちの列に並んでいるのは、子供が多い
さて、最後列に並ぼうかと思ったとき。。。
「おばあちゃん、荷物を預かりますよ。」
青年に優しい言葉をかけられ、荷物を預けようと顔を上げた
そこには、見覚えのある顔があった
「おばあちゃん、、、なんて言ったら怒られるよな!!ピコ!!待ってたぜ!!」
元暴走族の青年だった
忘れもしない、70年前の夢のような1日。。。
なぜか涙が溢れてきた
「ははは、結局、マコとメソは707便に乗り遅れちゃってさ。。。」
涙を拭うと、そこには二度と会う事は無いと思っていた人たちが笑っていた
「じいさんとばあさんと子供たちには、先に行ってもらったのさ」
「私、乗り遅れちゃったから、メソとここで働いてたの、働いてる内に
ここに、いるのが楽しくなっちゃって。。。」
「じゃあ、せっかくだから、ピコが来るまで待ってようってことになったんだ」
「私達もね、あの後、すぐにホワイトパスポートを貰えたんですよ
でも、後からやって来るのは子供たちばっかりで。。。」
「子供に働かせるわけには、いかねぇからな、しばらく残って働いてたってワケよ!!」
「さぁ、ピコ、行きましょう」
マコのお母さんに着替えを手伝ってもらい、光の国への特急便に乗り込んだ
まさか、みんなと一緒に光になれるなんて。。。
また、涙が溢れてきた。。。
「70年間も、規約違反を隠匿してきたんですよね、そろそろバレますよ」
「あら!アタシは今日で定年退職よ!後の始末はアンタがやんなさ~い」