07/06/11 10:40:09 kurkbTZH
>>800●百パーセントはなくても百パーセントに近い真実への推理は存在する。
>>809●電池が切れて動けなくなった君よりはまし。●
「SF小説、漫画は何故受ける、売れるのか?」
それは現実とはるかにかけ離れているからである。
巨大な宇宙船が空を飛ぶとか、時間を越えるワープ、奇怪な体形の宇宙人、ロボットの美少女などの存在は、現実に即して生きている人間の警戒感、警戒心、警戒機能を麻痺させてしまい、
これは現実ではないのだと、ある程度馬鹿にしてしまうのだ。そのため不思議な夢を見ているような状態にしてしまい、
一種のカタルシス作用を与えてしまうのである。
つまり、ある意味、過酷なる現実、現状からの心地よい逃避状態にしてしまうのだ。
しかしながら、これが子供らに長く続くと決していい状態ではない。
過酷なる現実からの逃避、現実からの回避、逃亡に繋がるのである。S漫画の中では、いじめや困難に遭うと、
こんな不思議な事が起こったり、機械が出てきて助けてくれるのに、
なぜ僕には起こらないんだろうと、まだ成長していない子供の心に大きな葛藤、疑問が起こり、
現実世界からの逃亡、SF世界、妄想機械世界、ゲーム世界への閉じこもりを生む。
現実世界と自分の世界との大きなギャップを持つ人間は決して少なくないのは、近年増加している
オタク、ロリコン青年らの不思議な形態、現実に適応できない心理、ゲーム中毒状態などをみれば明らかである。
勿論、SF世界はひとつの素晴らしい文化ジャンルである。
しかし、空想に過激にのめりこむ危険な子供、人間らも多い。
我々はもう一度、SF世界において、どういうロボット世界を本当に子供らに与えていいものか、
その心理的成長に支障がないか、充分に検討吟味する必要があるのではないか?