昆虫大戦争一万対一万Ⅱ 外来昆虫軍団の襲来 at SENGOKU
昆虫大戦争一万対一万Ⅱ 外来昆虫軍団の襲来 - 暇つぶし2ch6:鉄人あぼーん ◆AB5fTSvpY6
06/12/30 14:20:54 AV7yrGJm
組織力・機動力・交信力。三つの力に秀でたスズメバチらは他の昆虫族を圧倒し、昆虫界の頂点に君臨しようとしていた。
単体ではカブクワには到底及ばぬ彼らであったが、集団対集団の組織戦ではカブクワ勢を圧倒しつつあった。
スズメバチらに遅れてはならじと、カブクワたちも種族ごとの部族国家を形成した。
しかし先の三つの力、組織力・機動力・交信力に劣る彼らはスズメバチには苦杯を舐めさせ続けていた。
 ここは大きなクヌギ林。オオヒラタの一族が樹液を吸っている。
そこにスズメバチの集団がやってきた。
オオヒラタたちはスズメバチらを追い払うべく、顎を開き威嚇している。
周囲を舞うスズメバチら。
スズメバチらはオオヒラタに対し一撃離脱の攻撃を加える。
その攻撃は決して無理をしない挑発程度のものだ。
短気で攻撃的なオオヒラタはめいめい勝手な方向にスズメバチを追いかけていく。
気がつくとオオヒラタたちは互いに味方の位置が確認できないほど、距離が離れてしまった。
リーダー格のスズメバチが仲間を呼んでいる。
驚異的な彼らの交信能力のおかげだ。
カブクワ族とは違い、遠くはなれた仲間とも交信ができる。
たちまちに仲間が集まる。
カブクワとは比較にならぬ素晴らしい機動力。
そして仲間からはぐれたオオヒラタに集中攻撃を。
百匹あまりのスズメバチの連続攻撃を浴びれば、
さしものオオヒラタの装甲も金属疲労を起こした鉄板のごとく、
食い破られてしまう。
恐るべきスズメバチの組織力。
こうしてオオヒラタ勢は各個撃破なされていく。
一匹また一匹と討ち取られていく・・・。
装甲の堅さとパワーだけに頼った一騎打ち戦法。
これがカブクワたちの伝統的戦術である。
しかしこの戦術はスズメバチらの情報伝達力と機動力を重視した集団組織戦術の前に完全に時代遅れとなっていたのだ。


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