07/07/12 11:31:39 c0ty/DM7
DMVに保安基準 国交省、本格運行に向け整備へ
国土交通省は、JR北海道が開発した鉄陸両用車両のデュアル・モード・ビークル(DMV)の
本格的な営業運行に向け、専用の保安技術基準作りに着手する。DMV車両の安全性の確保
とともに、鉄道とバスを規制する関係法との調和を図りながら基準を整備する。
鉄路と道路の両方を走行できるDMVの特長の一つは、運行コストが安いこと。マイクロバス
を改造した車両は約二千万円と鉄道車両の約七分の一で、整備費や燃費も約四分の一で済む。
ただ、鉄道とバスを規制する現行の関係法を適用し、双方の保安技術基準をそのまま当てはめ
ると、車両構造を強化しなければならないなど大幅なコストアップを迫られることになる。
今秋に施行される地域公共交通活性化再生法では、DMVなどの新型車両の導入を促すため、
柔軟な保安技術基準が作れるようになる。国交省は同法の施行を受けて、DMVの安全性を確保
しながら、運行コストが高くならないような基準を策定していく方針だ。DMVは現在、JR釧網線で
試験営業運行が行われているが、技術的な課題が残されており、基準作りには三年程度かかる
見通しだ。
DMVは、道内だけでなく、第三セクターの赤字ローカル鉄道を抱える本州の多くの自治体が
導入に向けて検討を始めるなど、商業化への期待が高まっている。
北海道新聞(07/12 06:56)
URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)
国交省が保安技術基準作りに着手するDMV
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