07/06/08 22:26:53 Oia57bjF
議論が白熱しているが、見過ごされている点があると思うので書いてみる。
輸送量や旅客数のデータから考察すれば>>339>>349は正しい。しかし、引っかかるところがある。
>>137で書いたが、阪急は、沿線を開発することにより収益を得るという
ビジネスモデルをすでに確立していた。一方で6300系は、特定の列車用の車両で、
その旅客輸送のみで稼ぐというもので、国鉄~JRや一部私鉄有料特急のビジネスであって、
阪急とは毛色が異なる。
特に、沿線が原っぱで、開発余地の大きい京都線において、収容力の小さい車両を導入してしまうと、
開発後の旅客が莫大に増加に対応できない、ということは当時であっても予想できた。
にもかかわらず6300系のような車両が出してきたのは経営としてどうなのか、という疑問が残る。
京王がクロスシート車の導入を検討して取りやめたのは、こういった経営判断があったのだろう。
また、阪急自体は、快適なロングシート車を売りにしてきた会社だ。どうしてクロスシートに拘ったのかは、
組織に京阪(新京阪)の遺伝子が残っていたからという気がする。
あと、>>139とスレリンク(train板:684番)の分析が当てはまるのだろう。
阪急の神宝線では、当時からオールロングシート車で高いサービスを提供してきたことを考えれば、
京都線は阪急でありながら阪急色の薄い事業所だったといえるのだろう。
歴史の中に「経営史」も含めて考えれば、やはり当時の経営判断は「?」だと思う。
正しかったかどうかというよりも、神宝線vs.京都線の中で出てきた経営判断なのかな、という気がする