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初代新幹線「0系」間もなく見納め
2007/04/14
今月、発足二十周年を迎えたJR。旧国鉄時代のイメージは一新されたが、新幹線の初代車両0系が、山陽新幹線で最後の力走を続けている。
航空機をモデルにした丸みを帯びた先頭の形状と、青と白の塗り分けのスマートな外観は、高度経済成長のシンボルとして世界に名をとどろかせた。
近年は最高時速三百キロの新型車両に押され、雄姿を見られる機会は限られている。今も根強い人気がある0系だが、間もなく見納めになりそうだ。
(記事・長沼隆之、写真・岡本好太郎)
◆7月にN700系デビュー◆
昼下がりのJR姫路駅。0系「こだま」がホームに入ってきた。しばらくすると、最高時速三百キロの500系「のぞみ」がごう音とともに通過。
丸い車体が一瞬、ぐらりと揺れた。「こだま」は約十分間停車した後、次の相生へと向かった。
0系は、一九六四年の東海道新幹線開業と同時に登場。国鉄民営化直前の八六年まで改良を重ねながら三千二百両を超す車両が製造され、
山陽新幹線を含む、「ひかり」「こだま」として東京-博多間で活躍した。
既に大半の車両は廃車となり、東海道新幹線からは姿を消した。
現在、JR西日本が六両編成六本を保有し、山陽新幹線で「こだま」上下計二十二本が走るだけに。外観も濃淡グレーと黄緑色に塗り替えられている。
0系は最高時速二百二十キロで、500系と比べて八十キロも遅い。途中駅で何度も「のぞみ」「ひかり」に追い抜かれるが、黙々と走り続ける。
JR西日本によると、今年七月のダイヤ改正で最新鋭車両「N700系」がデビュー。その後、0系は廃車となる可能性が高いという。
姫路駅で「こだま」を待っていた姫路市の男性会社員(49)は
「昔は食堂車もあり、東京へ出張する時の楽しみだった。時代の流れとはいえ、スピード重視でゆとりがなくなるのは残念な気もする」と話している。