07/04/08 01:47:31 2LGuvNrJ
>>339
ある黄昏時、「この前まで電車が、走ってたんだよね~」と思いつつ元の踏切に差し掛かる。
つい、クセで一旦停止。「あっ、もうしなくていいんだ。」 とアクセルに足をのせた瞬間、警報機が鳴りだす!
「え゛!」
あ然としてると、下がるはずもない遮断機が下がり始める!
血の気が、サーーッと引く…。
右の方から、軽やかなジョイント音と共に、来るはずもないヘッドライト2つが近付いて来るぅ!!!
「!!!」
そして、何やら黄色っぽい大きな塊が踏切に近付いて来る!!
ゆっくりと、右から左へ…!
朱色の帯がスーーッと横切る!独特のモーター音を響かせながら…
塊は、何事も無かったように軽やかなジョイント音を残しと赤い光跡を引きながら、迫り来る闇へと消えて行った…。
どのくらい、時間が経っただろ。突然、クラクションで目が覚める。
後ろを見ると、白地にピンクの帯のバスいた。
運転手が、大声で「もう、停まらんで良かとよ~!!」
そうだ、停まらなくて良いんだ。こっ恥ずかしいモノを感じながら、発進させる。
果たして、「あれ」は何だったか。