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MMEとは?
MMEとはMultiMediaExtentionの略で、Windowsで利用されているオーディオドライバのひとつ。
もともとはWindows3.0の時代に米Microsoft社が開発したもので、Windowsでは現在でも
標準的にサポートされており、オーディオドライバの中でも歴史が長いもののひとつ。
ただし、性能的には後発のWDMドライバなどに比べると劣り、DTMソフトの使用にはあまり向いていない。
具体的には、音を鳴らすという命令を出してから実際に音が鳴るまでのタイムラグをレイテンシというのだが
これが大きく、たとえばDAWソフトでソフトシンセを鳴らすときなどMIDIキーボードからの入力に対して
ワンテンポ遅れて音が鳴るといった状態になる。
この問題を解決するため、DTMの世界ではWDMドライバやASIOドライバといった
高性能なオーディオドライバが使用されることが多い。
WDMとは?
WDMとはWindows Driver Modelの略で、Windowsのオーディオドライバの種類のひとつ。
これは32ビット仕様のドライバを意味し、WindowsXPやWindows2000のオーディオドライバは
基本的にこのWDMドライバとなっている。従来から使用されていたMMEドライバなどに比べ、
音の遅れであるレイテンシが小さく、DTMの世界でも十分に利用できる性質を持つ。
また例外がないわけではないが、基本的にWindowsが標準で備えている
内部ミキサーをバイパスして直接オーディオインターフェースとのやり取りが可能となっている。
ASIOドライバとは?
独Steinberg社が提唱した、パソコンで扱うオーディオドライバの規格。読み方はアジオドライバ。
WindowsではOSが標準でサポートするオーディオドライバとしてMMEドライバなどがあるが、
DTMの世界ではMMEドライバを使った場合、音を出すという命令を出してから実際に音が出るまでの
タイムラグであるレイテンシが大きく、使い物にならない。ASIOドライバはそういった問題を解決し、
プロの音楽制作現場でも利用できるドライバだ。
DTMソフト、そしてDTMで利用されるようなオーディオデバイスではASIOドライバが広くサポートされている。
また、WindowsとMacOSの両方が用意されているのも特徴だ。
All Aboutより引用