07/09/26 09:52:52 jnnQkzTz0
>>696
『日本国語大辞典』によると、「ひし(斐紙)」を「雁皮紙の略語」とする用例があるらしい。
正倉院文書に用例があるところをみると、かなり古い言葉のようだ。
ひし=雁皮紙、とすると、「雁皮紙(文書?手紙?)を巻かれる」と解釈できる。
助動詞「れる」を尊敬と取るか、受け身と取るかで解釈が分かれるところだが、
「東宮御所に来ているお使いの方が、(東宮の返書)を巻き上げになる」と読んでみたが。
あるいは、「どなたか高位の方が(東宮の返書に対する)返書を書き、巻き上げてお渡しする」とも取れる。