07/10/03 09:39:37 JrKgvt/n0
霊感ゼロのはずの嫁が5歳頃に体験した話。長いが全然怖くない話。
嫁の実家の墓はえらい沢山ある上に、あまり区画整理されておらず、
古い墓が寺の本堂側とか半分林の中とかにもある。
今は多少綺麗に並んでいるけれど、以前はもっと散在してたらしく
もうちょっと一族の墓をまとめましょうということになったらしい。
坊さん立会いで墓石を動かして、少し掘って下に骨壷があればそれも一緒に移動して、と
作業していたらしいのだけど、5歳の嫁はすぐに飽きて適当に林で遊んでいたらしい。
そしたら林の中で、黒っぽい着物姿で髪もちゃんと結った若い女に会ったそうだ。
まるで日本人形みたいな化粧で、林には相当不釣合いで怖かったらしい。
「あれは何をしているの?」と女が大人達の様子を聞いてきたので
嫁は「ウチのお墓を動かしているの」と答えた。
すると女は嫁の名前を聞いてきたらしい。嫁が名乗ると女は怒って
「お前、△△の子か!」と腕を捕まれた。すごく痛かったらしい。
「そんな人知らない」と嫁が言っても
「嘘つくな!お前はあの女にそっくりだ!」と話を聞いてくれない。
「おまえなんか!」と女が腕を張り上げて、叩かれる!と反射的に嫁が体を竦めたところで
嫁を探しにきた母親に名前を呼ばれて、気が付くとそこには女はいなかったそうだ。