07/09/17 07:09:33 hHQ3UMPn0
>>171
今村昌平の若い頃撮った『楢山節考』を最近見た。
まさにそういうエピソードが出てきたね。
ある子供の多い一家がよその畑から食料を盗んでは家に隠している。
村人が集団でその家を襲撃すると、家(小屋)のあちこちから盗んだ食料が見つかる。
村の話し合いで、あそこの一家は先代も盗みをしたから、
きっとそういう血筋だから根絶やしにしなきゃならない、ということになる。
そこで、一家を網で捕らえて山に掘った穴に連れて行って投げ入れると、
上からじかに土をかけて生き埋めにする。
その中にはすでに嫁いで他家の子を身ごもった女もいたけれど、遺恨を残さないよう
やはり一緒に埋められた。
間引きされた胎児が田んぼに捨てられているシーンなんかも出てきたね。
私、コトリバコの話を読んだ時、すぐこの映画のこと思い出した。
食べて生き延びるためだけに必死だった時代。
現代の常識なんか通用しようがないと普通に思った。