07/07/27 03:05:48 NtutEmdY0
長い海外勤務から帰って実家で手紙の整理をしていると
同窓会の案内状が入っていた。
日取りはなんと今日。
普通なら欠席するのだろうが
無性に昔の友人達の顔を見たくなった俺は、とるものもとりあえず
会場に向かった。
着いてみると、既に多くのメンバーがそろっているようだった。
顔どころか名前すら思い出せないようなやつらばかりだったが、
やはり共通の話題が出ると盛り上がる。
「・・・がしょんべんもらして」
「そうそう、それで・・・先生が・・・」
「・・・いつの間にか引っ越しちゃってなぁ」
「初恋の相手は・・・だったっけ」
学生時代の話題に花を咲かせていると
まるであの頃に舞い戻ったようだ。
「それじゃあな」
「おう、それじゃあまた、お前の家にでも遊びに行くよ」
友人の一人とそう言って別れた。