07/07/22 02:22:15 bOeX+ZVN0
>>180
たいていの人は、思い出すと苦しくなるぐらい憎い相手の一人や二人いるものだ。私にもいる。十年前の上司の夢を
いまでも見ることがある。近所なので実際に見ることもある。そんな夜はなかなか眠れませんよ。
「ろくな死に方はしないだろう」…だから自分にはもう関わりのない人間として放っておく。裁くことなんてしなくてよい。
ろくでもない死に方を願ってはいけない。だが自分の知らないところででも神様はきっと見ていてくださる、と信じて
自分はああはならないように努力しようとする。憎むなんてエネルギーの無駄、時間も資源も限りがあるのだから、
あんな相手のためにそんな力を費やすのはもったいない、と自分に言い聞かせる。七年目ぐらいで少し楽になった。
本当に、憎しみから生まれるものは、自分を貶めるものばかりになってしまう。苦しいだろう。だが、許すことは
できなくても忘れてはしまえる。忘れなさい、とは言わない。相手にしないようにする、気にしないようにする、
時間はかかってもそれしかない。そもそも許すということは本当に難しいものなのだ。すぐにはできなくても、
心がけることだ。