07/08/02 02:34:19 H+kdhYTbO
母は、床下から何かを取り出そうとして転落、死亡。
気が狂っている(分裂症)の父は、本来事故死のはずの妻の遺体を見て、自分が殺してしまったのだという妄想に取り付かれる。
(妄想に取り付かれた理由は、父の台詞から考えていけば判断できる)
そして、その妄想はいつしか、妻だけではなく娘の由美をも殺害してしまうのではないかという思いにまで拡がる。(妄想の悪循環)
そこで父は、次に自分が狂気にとりつかれ、訳がわからないうちに娘を殺してしまわなくする為に、正気のうちに由美の部屋に、例の手紙を残した。
父の台詞及び手紙に出て来る、由美という名前の後の「?」は、父親が娘の名前を呼ぶ時の癖。
すなわち「?」の部分は、同一人物の発言だということを指し示している。
そして、手紙自体も、明確に母からの手紙だとは記されてはいない。
以上の事から、父と母のどちらを信じるかという問いについては、
そもそも、問い掛け自体がすでにおかしかったのだといえる。
なぜならばこの殺人事件とは、妻の事故死が発端の、一人の男の妄想にすぎなかったのだから・・・