07/08/05 22:29:31 BWH/uLiB0
男が夜道を歩いていた。
ふと、電灯の下をみると黒い塊がもぞもぞと動いていた。
なんだろうと思い、男が近づいてみるといきなりそいつはこちらに向かって
動き出した。
不気味に思った男は急いで家への道を走り出した。
5分ほど走り続けただろうか、男は息切れしながら電灯で立ち止まった。
「ザワザワ ザワザワ」と、妙な音がしているので上を見ると、大量の蛾や蟷螂、
蜘蛛などが電灯に群がっていた。
驚いて転んだ男に蟲たちはいきなり襲いかかってきてあっという間に
男の体は虫たちで覆いつくされてしまった。
うすれていく意識の中、男には前から近づいてくる男が見えた。
そして、最後の力を振り絞って男のほうへと歩いていった。