07/09/01 14:18:18 sBE7ltIq0
その矢先に師匠が話し始めた。
僕はそれを遮るように お邪魔しましたと 一言いって立ち上がり玄関まで向かった。
ガッ 足を掴まれた
「人が話しをしてるんだぜ」
知りません
掴まれた足を振りほどこうとすると、師匠と目が合い
上目遣いに
「お前かぐやとだぞ」
と言われ全身に鳥肌を感じた。
もはやこの変人にかまっている暇はない
離して下さいと言い乱暴に掴まれた足を振りほどく
安易に掴まれた足は解放されたが
この変人は、さっきの話を何事も無かったかのように話し始めている。
僕は初めてこの人に怒りを感じ、不快感をあらわにした顔で
もういいです!
とだけいって逃げるように玄関まで歩き、急いで靴を履いたがうまく入らない
その間もさっきの話の続きが聞こえる。
慌ててドアを開けて脱兎の如く近くのローソンまで走った。
季節は冬だというのに、ローソンについたときは汗だくなのと、
まともな人がそこにいる安心感から涙がでてきた。
直後に雪が降ってきた。