07/06/15 15:39:48 jH6UeXml0
>>607
さんざん芸をやらされ疲れ果てた俺が壁際にへたり込んだ時、
前触れもなく照明が消えた。
やたらゲラゲラ笑っていたみかっちさんも口を閉じ、一瞬沈黙
がロッジに降りた。
停電だぁ、と誰かが呟いてまた黙る。屋根を叩く雨と風の音が
大きくなった。
照明の消えた室内は真っ暗になり、ヘタレの俺は急に怖くなった。
「これは、アレ、やるしかないだろう」
と京介さんの声が聞こえた。
「アレって、なんですか」
「大学の山岳部の4人が遭難して山小屋で一晩をすごす話。か
な」
CoCoさんが答えた。
暗闇のなか体を温め、眠気をさますために4人の学生が部屋の
四隅にそれぞれ立ち、時計回りに最初の一人が壁際を歩き始め
る。次の隅の人に触ると、触られた人が次の隅へ歩いていって
そこの人に触る。これを一晩中繰り返して山小屋の中をぐるぐ
る歩き続けたというのだが、実は4人目が隅へ進むとそこには
誰もいないはずなのでそこで止まってしまうはずなのだ。いる
はずのない5人目が、そこにいない限り・・・・・・
URLリンク(syarecowa.moo.jp)
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これの師匠シリーズの四隅ってやつに体験談として載ってる
そんなに怖くないけど後半はじわっとくるから夜は読むのやめたほうがいいよ