お前らが笑ったコピペを貼れ in オカルト板 第6章at OCCULT
お前らが笑ったコピペを貼れ in オカルト板 第6章 - 暇つぶし2ch838:本当にあった怖い名無し
07/07/04 23:28:23 KlPUqmzK0
広々とした蜂の巣に蜂の大群が住んでいた。
生活は奢侈で安楽に満ちていた。
学問や精励が奨励されていた。
政治体制は立憲君主国だった。
器械、労働者、船舶、武器、仕事場まですべてがあった。
人口が集中していたおかげで、
かえって繁栄していた。
欲望と虚栄を満たすため何百万人もが働き、
一方では何百万人もが消費していた。
仕事に労働者が追いつかなかった。
莫大な資本を元手に大きな利益を上げる者がいる一方で、
毎日汗を流し食うために体力と手足を使いつくす者もいた。
詐欺師、食客、女衒、博奕打ち、掏摸、贋金づくり、薮医者や占師、
なんでもいた。
弁護士はいつも不和をかもして事件をこじらせた。
医者は医術より名声や富を愛した。
ジュピター信仰の僧侶の多くは無学で、
高位の聖職者たちは安楽にふけっていた。
兵士たちは名誉を目的に戦争に出かけ、
大臣は権限を利用し役得を得た。
肥料の中には石やモルタルが混ぜられた。
百姓はバターといつわって塩を売った。
正義の女神でさえ黄金に買収されて、
持っているべき天秤をたびたび落とした。
かように蜂の巣は、部分的には悪徳に満ちていたが、
全体としては天国であった。
奢侈は貧乏人を百万人も雇い、
いとわしい自負はさらに百万人を雇った。
おかげで貧乏人の生活でさえ以前の金持ちよりよくなって、
足りないものはもうなかった。


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