07/06/16 03:17:10 4c2zys720
長文失礼。
私がまだ小学校にも上がってない頃。
父親は商売をやっていて、母親はその頃は体が弱かったけど父親の仕事を手伝ってた。
なので、私の面倒は一緒に住んでいたおばあさんが見てくれていた。
可愛がってくれて、いつも一緒にいたように覚えている。
おばあさんは太っていて膝が悪かったから、あんまり歩くのは得意じゃない。
でも、気性が勝気で活動的な人だから、億劫がりもせずに毎日遊んでくれていた。
住んでいたところは結構な田舎なんだけど、昔はいまよりもちょっとはマシで、
かなり頻繁に賑やかな市場に連れてってもらったりしていた。
ある日、夢を見た。
夢の中では、いつものようにおばあさんと一緒に散歩をしている。
現実では、おばあさんは本当にゆっくりしか歩けないから、私は先にどんどん進んで、
ちょくちょく立ち止まってはおばあさんが追いついてくるのを待つ・・・ってのがいつものパターン。
でも、その夢の中では違っていた。
おばあさんはいつも通り、ゆっくりした動作なのに、なぜかものすごくスピードが速い。
私がいくら走っても追いつけない。
待って、待ってと声をかけても全然待ってくれない。
おばあちゃん子だった私にはそれはとても怖いことだった。
結局、おばあさんには追いつけないまま夢は終わるんだけど、
そんな夢を小さい頃は頻繁に見ていた。