07/07/10 09:28:28 G19aT6C80
>>356
どうやら相手がこちらを知っていて、私には良く分かっていないという感じです
こちらの名前は思い出したようですが、自分は名乗ってはくれないんですよ
向こうの記憶の方が曖昧なんですね
いくら思い出しても該当する人物が思いあたらないので不思議ですが
同じ頃同じ地域にいたという事で、当時の飲み物などを取り寄せて
あ、懐かしい味だ。なんて一緒に感動したり
当時の衛生状態の悪さを思い返して日本の綺麗さを喜んだり
パソコンって便利ですよね、なんて話をしたり
まだ20代前半なのでお互い学生ですが、感動のポイントが渋いですね
めぐりあった理由としては縁があった相手、というより思い当たりませんが
不思議な事です
誰だかはっきり分かる人もいたんですよ
現在の私の祖母で、私が昔の家族の一人とそっくりなんです
勿論顔も日本人ではないのですが、地理的に交易拠点なので混血しているのでしょう
その祖母が、私が幼い頃かつて我々の住んでいた国の風景画を壁に飾っており
それを指差して「ここがあなたの故郷よ」と言ったんです
今思えば私が生まれたのは都内の病院なので明らかに違うのですが
景色の懐かしさも手伝って何の疑問も抱きませんでした
彼女と出会った理由は明確です。私が大人になるうちに自分の持つ記憶を
夢か何かで片付けて忘れていかないように更に鮮明にしたのです
そして昔住んでいた国の食材を庭で育て、私に食べ慣れたものを毎日食べさせてくれました
今はもう亡くなってしまいましたが、この出会いがなければ今前世など覚えてはいなかったでしょうね