07/04/22 17:05:10 GtCL5HlR0
タイ子が一瞬あせったような気がした。
でも、いつもどおりの口調で話すタイ子にすっかり安心した俺は、エーコを抱き
よせたまま眠ってしまった俺から無理やりエーコを離し、連れて帰ってしまった
事を気にしているのかな?なんて事しか思い浮かばなかった。
「タイ子さぁ、今日暇?昨日タイ子が寝てたときに3人で話したんだけどさ、
一度Sのお父さんのところに行こうって事になったんだ。タイ子も行くだろ?」
「わたし今日お店。無理です。エーコも無理です。」
「ん?エーコは行くって言ってたぞ。」
「はい、でも今は無理って言ってました。」
「そっか。いつ行ける?はやいほうがいいな。」
タイ子の携帯越しにもう一台の携帯が鳴った。
「Tさん、あとでね。またあとでね。」
と、タイ子はいきなり電話を切ってしまった。