07/03/28 08:12:38 Xlj2+LmZO
>>660
神主でも袴姿でも無い。
普通のじいさんだ。
俺の右、20mくらいの所に立ち俺と同じように神主達をみていた。
俺はおじいさんに近付き、話掛けた。
「すいません。今から何かあるんですか?」
「人型焼きだよ」
おじいさんは、気さくに答えてくれた。
「今から人形を焼いて供養するのさ」
「人型焼き…ですか」
予想はしてたが、当たりだ。
今日来て正解だった。面白いモノが見れそうだ。
それにしても、何でこんな時期に?
俺はてっきり、こう言うのは年末とかの締めにやるモノだと思っていた。
だが今日は特に特別な日でも無い。
「いつも見に来るんですか?」
おじいさんに尋ねた。
「いつも人型焼きが有るわけじゃないからねぇ。いつもはこんな時期にはしないし、こんなに大きな人形を焼くのも初めてだ」
少し間を置いておじいさんが答えた。
「今日は特別なんだ」
もう一歩踏み込んでみる。