07/03/11 05:46:16 3Ut4PRWk0
俺のばあちゃんの家はかなりの田舎にある。
というか、島。家から港まで車で6時間、
そこから船で2時間かけないと行けない。
それでも、小学生のときとかは楽しみだった。
今ではただ遠いとしか感じなくなってしまったけど、
夏と冬、1年に2回は行く。
向こうには、2つ年上のイトコの姉ちゃんがいて、
よく2人で遊んでた。姉ちゃんは泥汚れとか全然気にせずに、
森の中で遊んだり川に入ったりと、俺の面倒を見てくれていた。
大体、向こうには一週間ぐらい居た。
そんで、なぜかは忘れたけど、その日は一人で遊んでた。
今でも何でその日だけ一人だったのかは覚えていない。
まあいろいろ一人で何かして遊んでたと思う。
やがて夕方になり、日も落ちかけてくると周りはとても暗くなる。
そろそろ遊ぶのをやめて帰ろうと思ったら、
小橋の近くにある電灯の下に姉ちゃんが居た。
後ろを向いて立ってて、電灯にもたれ掛かる様な感じで。
姉ちゃん迎えに来てくれたんだ~、
と思って近づくと、そいつが振り向いた。
そいつのあまりの不気味さに足が一瞬で止まった。