07/02/18 22:47:52 3dM1d9Sv0
年末頃の終電間際の山手線、五反田辺りで若いサラリーマンが乗ってきてドアの所に立ってた。
特に誰も注目してなかったんだけど、となりの車両からきたらしい女性がそいつをみて
慌てて「大丈夫ですか!?」と駆け寄ってきた。
改めて見てみると、そのサラリーマンはボロボロ。
女性は近くに座ってた乗客からティッシュをかき集めて水貰ってそいつの手当をはじめた。
俺もウェットティッシュを渡した。
そいつは、眼鏡にひびが入って、頭と口から流血、ネクタイもほどけてシャツもヨレヨレで汚れまくって
スーツのベルトもちぎれてた。
乗ってきた場所が場所だけに、多分やばいのに捕まっちゃったんだろうなと想像できた。
女性に手当てされているうちに気が抜けたのか、
そのサラリーマンは腰が抜けたのかしゃがみ込んでボロボロ泣きだした。
そのうち電車は品川に停車。
サラリーマンはそこで降りたかったようだけど動けないっぽい。
そうしたら、その車両にいた外人(全盛期のジャン・クロード・ヴァン・ダムみたいなマッチョ)がツカツカ寄ってきて、
「グッボーイグッボーイ」ってそいつの頭と背中さすったあと、ヒョイって抱え上げてサクサク降りていった。
なんつうか、普段通勤に使ってる電車で、そんな風体の人間が乗り込んでいた事にも
全然気付かなかった事にも、
あと、その外人のもの凄い筋肉も、目の当たりにすると何故か怖かった。