07/05/29 04:46:46 9vULYk3+0
海難法師が出現するのは伊豆七島に限られる。江戸時代、豊島忠松という悪代官が島民を苦しめて
憎まれていた。そこで島民は忠松を殺す為、わざと海が荒れる日を選んで島巡りをする事を勧めた。
まんまと罠にはまった忠松は言われたとおりに海へ出て、波に呑まれて死んでしまった。それ以来、
毎年旧暦の1月24日になると忠松の霊が海難法師となって島々を巡るのだという。だからこの日
だけは決して外に出てはならず、人々は震えながら家にこもっていなければならないのだという。
死んでからも人々を苦しめ続ける、とても迷惑な悪代官である。